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「Aちゃん、今日このあと空いてたりせぇへん？」
�霤沈菁擇�らの、突然のお誘いだった
6限が終わって、ホームルームも終わり残りの仕事を職員室でしていた時、
隣に椅子を持ってきた�霤沈菁擇�、私に目線を合わせてそう尋ねる
先輩からのお誘いを断る理由なんて無くて、
心の中で舞い上がりながら「空いてますよ！」と明るく答えた
「ほんまに！あんなぁ、この間話したジュンタっておるやろ？」
「…ジュンタ？」
「もぉ…忘れたん？俺高校時代そいつとばっかおったんやけど、ほらその時の生徒会長！
サラサラの茶髪ヘアで金持ちのリアル王子様おったやん！中間淳太！」
「…ああっ！中間先輩！そういえば淳太って名前でしたね、忘れてました」
やっぱり忘れてたん と楽しそうに先輩が笑うから、私は嬉しくて笑みがこぼれた
学校を出て先輩と歩いてる時に訳を聞いた
�霤沈菁擇塙盥算�代の先輩の中間先輩がこの間呑みに行ったらしく、その時に「教育実習でAちゃん来てるねん」と話したら、
「ええな、久しぶりに会いたいわ」
そうぽつらと呟いたそうで、サプライズで会ってあげてほしい、なんてお願いだった
先輩と二人きりではないのかと、思わず顔が歪んだけど、
「嫌やったら遠慮せんと言うてな」と眉を下げるから私は慌てて否定する
「…Aちゃんさ、恋愛には興味ないん？」
「…どうしてですか？」
「そういう話聞いた事ないし、高校ん時も大学でもよう告白されてるやん…でも全部断っとるって聞いたで、
…淳太からも、されたやろ？…卒業式の時、」
「ははっ、はい、されました。学校の王子様に好意を抱いていただけたなんて、私には勿体無い話です」
「なんで？そんな事ないよ
淳太ってな、ああ見えてほんまに一途でっ…」
「中間先輩の為にも付き合ってあげてほしいって事ですか？」
「そうやないよっ！
ただ俺は心配なんやっ…実習中に重岡と堕ちたらAちゃんはっ……」
歩く事が出来なくなった
何を言われたのか理解しようと、脳を必死に働かせて頭痛がする
一歩先から私を悲しそうに見つめる�霤沈菁�
どうして、ここで重岡くんが出てくるの
どうして、先輩
どれだけ息を吸っても、僅かな酸素しか送られてこない
�霤沈菁擇�もう一度強く言った
「堕ちたらあかん」と、私の目を捉えて離さなかった
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亀 - ヤバイっすね。これ読んでるとなんか、不思議な世界に行ってる感じがするんスよ。めちゃくちゃ好きです。桜さん！頑張って下さい！ (2017年6月12日 0時) (
レス) id: df4bec14b1 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます！嬉しいです、嬉しいです！どんどん堕ちていけるよう、私も頑張ります！第２章は少し複雑なので読みにくいかもしれませんが、後半はキュンキュンモードに入るので、ぜひそちらの方も読み進めていただけたらなと思います！ (2016年5月26日 10時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - たまたま見つけましたが、彼の甘い罠に私も完全に堕ちました…続きが読みたくて仕方ない程ハマっています。綺麗な笑顔の裏に隠された彼の闇がまた良い…！ (2016年5月25日 17時) (レス) id: 24f53807b9 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます。前作を書いてる時にどんどんストーリが浮かんできて、今書いててすごく楽しいです！お言葉嬉しいです、どんどん惑わされちゃってください！（笑）励みになります、頑張りますね！ (2016年5月20日 22時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - aoiさん» コメントありがとうございます。一番ですか！嬉しすぎますありがとうございます！感激です、とても励みになります！ありがとうございます、頑張りますね！ (2016年5月20日 22時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2016年5月12日 22時
