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重岡くんの大きな雄叫びが響き渡った応援合戦
圧巻の一言だった
最後の一礼をして捌ける前、いつ私を見つけたのかすぐに私の方を見て、
歯を見せて笑みを浮かべ、片手でピースを作って前に突き出していた
それが可愛くて私も同じようにピースをすると、隣にいた�霤沈菁擇�私の肩を抱いて耳元に顔を寄せてきた
「ちょっ、」
「わざとやって、なあ、そんなんしてるとバレてまうで」
「っ…だから、そんなんじゃないって、」
耳元で�霤沈菁擇猟磴だ爾�小さく響く
周りの先生も「�霤沈萓玄仕覆靴討襪鵝廚覆鵑鴇个辰�
ああ、俺でカモフラージュしとき そういう事ですか
残酷な事をしますね、なんて思うだけ思って今の状況に鼓動はドクドクと早まる
「気をつけや？」
「…先輩こそ、勘違いされてますよ」
「大丈夫、あっAちゃん今日夜先生みんなで打ち上げすんねん！Aちゃんも来ぇへん？」
「行きたいです！いいんですか？」
「成瀬先生なら大歓迎！」
他の先生方もそう言ってくれて、体育祭終わり先生の飲み会に参加させてもらえる事になった
普段聞けない話とかも聞ける気がして、“この時はまだ”体育祭のように胸をワクワクさせていた
あっという間に、最後の競技
重岡くんがアンカーを務める、色別リレー
一年生から二年生、二年生から三年生へとバトンを繋ぐこの競技
赤色のゼッケンを着た重岡くんは緊張で顔が白くなっていた
赤団は何度か3位に上がっても、またすぐに最下位
重岡くんは焦ってた
クラスで一番速いわけでもないと言っていたけど、それでも一番の子とも大した差はない
そう�霤沈菁擇�ら聞いた
「…重岡くんっ！」
彼がバトンを受け取った瞬間、割れんばかりの歓声が響く
最下位から3位との距離をどんどん縮めるけど、なかなか追い越せない
アンカーは一周の200メートルを走る
聞こえるように、聞こえるように、私は叫んだ
がんばれ、重岡くん負けるな、負けるな
届いたのかな
ニッと笑った重岡くん、先輩の言う通り、
どこにそんな力が残っていたのか、彼の体力は宇宙かと思えた
一位の子まであと少し、体半分も差はなかったのに、
惜しくも重岡くんは2位だった
声を掛けても息が整わず真っ赤な顔で首を横に振るしかできない彼は、
悔しそうに、悔しそうに、膝に手を置き俯いて、
目には涙を浮かべていた
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亀 - ヤバイっすね。これ読んでるとなんか、不思議な世界に行ってる感じがするんスよ。めちゃくちゃ好きです。桜さん！頑張って下さい！ (2017年6月12日 0時) (
レス) id: df4bec14b1 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます！嬉しいです、嬉しいです！どんどん堕ちていけるよう、私も頑張ります！第２章は少し複雑なので読みにくいかもしれませんが、後半はキュンキュンモードに入るので、ぜひそちらの方も読み進めていただけたらなと思います！ (2016年5月26日 10時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - たまたま見つけましたが、彼の甘い罠に私も完全に堕ちました…続きが読みたくて仕方ない程ハマっています。綺麗な笑顔の裏に隠された彼の闇がまた良い…！ (2016年5月25日 17時) (レス) id: 24f53807b9 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます。前作を書いてる時にどんどんストーリが浮かんできて、今書いててすごく楽しいです！お言葉嬉しいです、どんどん惑わされちゃってください！（笑）励みになります、頑張りますね！ (2016年5月20日 22時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - aoiさん» コメントありがとうございます。一番ですか！嬉しすぎますありがとうございます！感激です、とても励みになります！ありがとうございます、頑張りますね！ (2016年5月20日 22時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2016年5月12日 22時
