Curse of the Mirror ──鏡の呪い──

花びら六枚目　Pleasure　──快楽── ページ7

「×××！包丁なんて持ってどうしたの！？」

二人とも酔っているからすぐには動けない。

まず私はお父さんの方に行って…。

右腕を刺した。

「ぐぁっ！！」

しゃがみこむお父さん。

お父さんの両手両足を刺す。

これでもう、一人じゃ動けない。

「×××！自分が何をしているか分かってんの！？」

うるさいうるさいうるさい。

名前を呼ぶな。

私はお母さんの両手両足を刺す。

「うぅっ！！」

血が舞う。

…綺麗だ。


刺した時の悲鳴が。

紅い血が。

刺した感触が。


ただただ、快楽でしかなかった。

花びら七枚目　Madness　──狂気──→←花びら五枚目　Don't call me by name　──名前を呼ぶな──

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す