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30話 ページ2

『一旦休め、俺はキルアと連絡をとってくる』


カル「はい…」



やっぱ、罪悪感があるんだろう



『カルト、今日の夕飯はカルトの食いたいものでいいぞ、ちゃんと考えておけよ?』



カル「ありがとうございます」





〜カルト目線〜




僕が家に戻ると言いかけた時………






……………兄さんはとても怒っていた…





僕も戻りたくはない……


あんな檻のような家に…




A兄さんは僕を元気付けようとしてしているのだろう



でも、こうなったのは僕のせい…



やっぱり……僕が家に戻れば…足でまといが居なくなれば…



兄さん達は逃げられる…



迷惑を………かけない……



これ以上僕が兄さん達の重荷になってはいけない…………



連絡をとってくるって言っていたからきっとしばらくは戻ってこないだろう



(荷物をまとめて抜け出すなら……今のうちだ…)




カル「……ありがとう…兄さん…

少しの間だったけど……ものすごく楽しかったです。

…………さようなら」



『ん??どこ行くんだ?』


カル「ビックゥゥッ!………び……びっくり……した」



『あ、ごめんごめん、で??どこ行くんだ?』



カル「いや……いつでも動けるように荷物をまとめただけ……です」



『ふーーーん?まあいいけど、夕飯何にする?』



カル「えーっと……この前食べたうさぎ……美味しかったなぁって」



『じゃあ狩りに行くか』


カル「は……はい」



脱走失敗☆☆☆

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作者名:茜色の花の如く | 作成日時:2021年3月6日 19時

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