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家に帰って、お父さんとお母さんにも報告して、自分の部屋で机にかじりつく。気を抜いちゃダメ。たまには休憩しなよ、なんて言われるけど私にはそんな余裕ない。
ドアがノックされて、顔を覗かしたお母さん。
「A。」
「ん？」
わざわざ私の部屋に来るなんて珍しい。勉強の邪魔にならないように、なんて全然来ないのに。私としてはどっちでもいいのに。
「天月くんに、迷惑かかってない？大丈夫？」
「何回目？大丈夫だよ。今日も褒めてくれた。」
教えてもらうってなったときからお母さんはずっと言うの。心配そうに。
「なら、いいけど。」
ドアがパタンと静かに閉められた後も、なんだかドアから目を離せなかった。
お母さんが言わない本音、ちゃんと知ってるよ。私の志望大学、つきくんの第1希望で、つきくんが落ちたから心配なんでしょ？
つきくんが傷つかないか心配なんでしょ？わかってるよ。
私だって、受かりたいけど、少し、つきくんがどんな反応するのか怖いんだ。誰にも言えない私の秘密。
「…つきくんのぶんも、頑張るんだ。」
おこがましい願いだけど、今だけは、それを願うことを許してください。
今の私にはそれしかできないから。それが一番の恩返しだと、今だけは思わせて。
「…続き、やろ。」
今はそんなこと、考える余裕もないんだから。
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ゆら - わー！私、丁度受験終わったところなんです(´TωT｀) (2021年5月3日 12時) (
レス) id: 178b398402 (このIDを非表示/違反報告)
あーやんの向日葵畑(プロフ) - こちらもすべて見ました、個人的にaftertheRainが好きでとても素敵なお話がたくさんありました！どの作者様の思いが込められていて幸せな気持ちになりました、神企画の名にふさわしいものですね(*´艸｀*素敵な作品をありがとうございました！ (2020年3月15日 21時) (レス) id: 6889ca0c35 (このIDを非表示/違反報告)
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