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「で？どうだったよ勉強会は。」
「楽しかったよ？」
「ん、でも坂田の奴あれで変なところ鈍いからなぁ。」
「あはは……」
あれから数日後の夜。
休憩がてらどうなったかを聞きに、紅茶とシフォンケーキを片手に妹の部屋に乗り込む。
妹の手には、坂田が書いたであろう自己ＰＲの必勝法と書いてあるプリント。
…へぇ、あいつ意外にちゃんと教えてるんだ。
「で？告白するの？」
「こ、告白！？」
「え、しないわけ？」
「え、いや、告白って…え…？」
「初心か。」
持っていたプリントとペンを動揺のために放り投げ、顔を真っ赤にしたA。
え、そんなにかよ。別に高校生にもなれば告白なんて……あぁ、まだこいつ中学生か。
いやでも今時中学生でも付き合ったり別れたり、あるだろう？
それに、こいつの顔は整っている方だと思う。
今まで恋のひとつやふたつ………あ、でもそんな話聞かないな。
「もしかしてさ、初恋？」
「……。」
「あ、図星か。…は？初恋？遅くね！？」
「うるさいよお兄ちゃん！」
「いった！」
照れ隠しなのか枕を投げてくる彼女、見事俺の顔面にジャストミート。
坂田も高校では、俺と後2人と一緒にいるが俺達4人誰も彼女はいない。
大切な妹を……とは思わなくはないがどうせなら信頼できる奴がいい。
っていうか……からかいたいからさっさとくっつけばいいのに。
「ただ、それは…アイツが自覚しないと何だよなぁ。」
「え？」
「あぁ、いやこっちの話。」
坂田は人懐こそうにみえて、壁を作りやすい。
っていうか、見た感じ両想いな気がするんだが。
何かが邪魔をしている感じがするんだよなぁ。
「なぁ、お前といるときって坂田どんな感じ？」
「どんな感じって？」
「そのまま。」
「んー…よく話しかけてくれるよ。あとよくお菓子くれる。」
「へぇ。」
聞いた限り、警戒心はもうなさそうだし…そもそも俺の頼みは1回だけだったのに
それ以降2人で予定決めて勉強会してるんだから……
勉強という単語が嫌いな坂田からしたらだいぶ頑張っているはずなんだけど。
「次は？」
「明日。受験前最後に。」
「そっか、頑張れよ。」
「うん…？」
彼女の部屋に飾られているカレンダーを見る。
推薦入試まで、あと5日。
まぁ、こいつに関しては何も心配していない。大丈夫だろうと思っている。
さて、もう少しだけおせっかいを焼きますかね。
＊＊＊→←その時は、きっと。/となりの坂田。 By.Elice
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ゆら - わー！私、丁度受験終わったところなんです(´TωT｀) (2021年5月3日 12時) (
レス) id: 178b398402 (このIDを非表示/違反報告)
あーやんの向日葵畑(プロフ) - こちらもすべて見ました、個人的にaftertheRainが好きでとても素敵なお話がたくさんありました！どの作者様の思いが込められていて幸せな気持ちになりました、神企画の名にふさわしいものですね(*´艸｀*素敵な作品をありがとうございました！ (2020年3月15日 21時) (レス) id: 6889ca0c35 (このIDを非表示/違反報告)
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