16人の病系物語

陸 ストレス 2 ページ35

陸side

やっぱり叩かれてる。しょうがないよね、
プロなのに、歌えないんだもん。
だんだん見てくと、

陸くん歌下手になったねぇ

北ちゃんと壱馬上手なのに陸のせいで台無し

とか、色んなの出てきて、しんどくなる。


みんな帰る準備が出来て、寮に戻る。戻る間もずっと僕へのアンチ見て自分で更に自分を傷付けてる。
見なきゃいいって自分でも思うけどなんか見ちゃう。自分が傷付くだけなのに、

寮に着いたからすぐ自室に向かう。
今はみんなの顔見るのも辛い。

どんどん増えてくアンチ。
そーだよね、僕いない方がランペやってけるよね、
もぅ嫌になっちゃった

陸 ｢ｸﾞｽﾞｯﾊｧﾊｧｸﾞｽﾞｯｩ〜ﾊｧﾊｧｸﾞｽﾞｯ｣

壱馬side

陸さん寮に着いてすぐ自室に行っちゃった。
辛いこと全部言ってくれればいいのに、

陸 ｢ｸﾞｽﾞｯﾊｧﾊｧｸﾞｽﾞｯｩ〜ﾊｧﾊｧｸﾞｽﾞｯ｣

今陸さんの部屋の前にいるんだけど、中から陸さんの泣き声が。
聞いてるだけで辛い。

ｺﾝｺﾝ

陸 ｢ｸﾞｽﾞｯはい！｣

わざと明るい声出して、

ｶﾞﾁｬｯ

壱 ｢陸さん！｣

陸 ｢あぁ壱馬、｣

壱 ｢陸さんどーしたんすか？｣

陸 ｢壱馬にはわかんないよ！｣

壱 ｢わかんないから聞いてるんですよ！｣

陸 ｢ｸﾞｽﾞｯﾊｧ｣

壱 ｢陸さん。俺、陸さんに助けてもらったこと沢山あるんです。陸さんいなかったら絶対俺ランペにいないと思います。なので、俺も陸さん助けたいです。助けさせてください。ｸﾞｽﾞｯ｣

俺はないちゃダメだ。

陸 ｢、、、俺、ランペやめた方がいいのかな？｣

壱 ｢えっ？、｣

陸 ｢俺がいても迷惑かかるだけ、歌うプロなのに、ｸﾞｽﾞｯ歌えない。そんなの！ｸﾞｽﾞｯ俺、いない方がｯ｣

壱 ｢なにそれ、俺陸さんランペやめるなら俺もやめます。陸さんがいないランペなんて、ランペじゃない！ねぇ陸さん！大丈夫だから！ｸﾞｽﾞｯ陸さん最近声の調子悪いからそれ、ストレスになってるんですよね、ｸﾞｽﾞｯ、そのせいで、だんだん自分のこと嫌いになってきて、アンチ見て、そんなの俺の知ってる陸さんじゃないです！ｸﾞｽﾞｯ｣

陸 ｢壱馬、、、ｸﾞｽﾞｯ｣

壱 ｢前みたいに3人で、楽しく歌、歌いましょうよ、俺達が楽しめばファンの方たちも楽しんでくれます。最近の陸さん歌ってる時ずっと楽しくなさそうだから、ずっと浮かない顔してるから、なんもわかってないファンの方たちに叩かれちゃうんです。ｸﾞｽﾞｯ俺、陸さんのこと支えるから、ちょっとずつでいいから、ｸﾞｽﾞｯｩ〜ﾊｧﾊｧｸﾞｽﾞｯ｣

陸 ストレス 3→←陸 ストレス 1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す