16人の病系物語

壱馬 胃腸炎 3 ページ33

北人side

またまた壱馬の背中さする。

壱 ｢ｵｪｪｪｪｯﾊｧﾊｧん、ﾊｧﾊｧｹﾞﾎｹﾞﾎｯ｣

きつそう。

壱 ｢ﾌｩﾌｩﾌｩｹﾞﾎｹﾞﾎｯｵｪｪｪｪﾌｩﾌｩﾌｩん、｣

治まったのか俺によさりかかってきた壱馬。
頑張って手伸ばしてトイレ流す。

壱 ｢うぅぅぅもぅいやや、｣

北 ｢よしよし、なるべく壱馬楽なように看病するから。頑張ろう？｣

精神的にもきついよね、

気づいたら寝てる壱馬。
体冷えちゃうとダメだから急いで部屋連れてく。
最近筋トレしてるからね！


ベッドに壱馬寝かせて隣に腰掛ける。

相変わらず顔色悪いなぁ
にしても吐きすぎだよね、可哀想に、

壱 ｢んんー、ﾊｧﾊｧ気持ち悪い、｣

あれ起きちゃった、

北 ｢吐きそ？｣

首振る壱馬。
吐き気だけか、

壱 ｢うぅーﾊｧﾊｧんーほくぅ｣

北 ｢ん？どした？｣

壱 ｢寝たいのに寝れない、｣

北 ｢吐き気邪魔だよね、｣

ずっと背中さすってるけど、ずった息荒くて、背中波打ってる。

寝たいのに寝れないはきついよ、
楽にしてあげられないかな？

北 ｢吐いちゃえば楽になると思うんだけど、吐けない？｣

壱 ｢吐けない、ﾊｧﾊｧ｣

北 ｢だよね、無理やり吐かせちゃってもいい？このままもしんどいだろうし、｣

壱 ｢ん、｣

北 ｢じゃ、トイレ行こ？｣

フラフラした壱馬を支えてトイレに向かう。
壱馬を便器の前に座らせる。

ここまできたはいいけど、反射嘔吐やってもらったことはあるけど、人にやるのは初めて、

北 ｢壱馬口開けれる？｣

口開けた壱馬

北 ｢苦しいけど我慢してね？楽になるから。｣

壱馬の喉の奥を軽く押す

壱 ｢おっｵｴｯﾊｧﾊｧｵｪｪｪｪｹﾞｪｪｪｹﾞﾎｹﾞﾎ｣

よし！上手くいった！

北 ｢ごめんね、苦しいねぇ｣

壱 ｢ゔぅﾊｧﾊｧｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞｪｪｪｳｯｵｪｪｪｪｯﾊｧﾊｧｳｯﾊｧﾊｧ｣

北 ｢頑張れ、｣

それからまたしばらくして、

壱 ｢ｳｯﾊｧﾊｧん、ありがと、治まったﾊｧﾊｧ｣

北 ｢そ、よかったよかった。頑張ったね、｣

こんなのが3日続いて、
そこから2日間ぐらいは時々吐き気におそわれてたけど、なんとか。

壱 ｢ほくありがとな、多分治ったわ！｣

北 ｢うん！治ってよかったァ！顔色もよくなったし、もぅだいじょうぶだね！｣

壱 ｢おん！｣

よかったぁ！



✂- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
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