16人の病系物語

北人胃腸炎4 ページ4

壱馬side

陸さんが北人を部屋に連れてってくれた。誰か人が通るまでに片付けんと。感染しちゃうとランペ人多いから大変やろうし、ちゃんと消毒せえへんとな。
まっ！頑張りますか！

よし終わった!!結構吐いた量多かったから大変やった。だいぶ時間かかっちゃったけど北人大丈夫かな？そろそろ行くか！

コンコン

陸 「はーい」

ｶﾞﾁｬ
陸 「ｼｰ!今ちょうど北ちゃん寝たとこ！」
壱 「すいません、ありがとうございました」
陸 「全然いいよ！それより北ちゃん今熱ある」
壱 「マジっすか？」
俺は北人のおでこと自分のおでこを合わせた
壱 「だいぶ高そうですね、さっきなんぼでし
た？」
陸 「38.4だった。北ちゃん可哀想…かわってや
りたい」
壱 「ほんまそー思います」
北 「ﾝﾝｰ…泣」
北人が泣きそうになりながら起きた
陸 「北ちゃんおはよう、どうしたの？
怖い夢でも見た？」
北人が首を振りながら言った
北 「お腹…ｯ痛いｯ」
陸 「どうゆうふうに痛い？」
北 「なんか下しそうです」
壱 「トイレ行く？」
北 「まだいい」
壱 「そぅ、お腹摩ったろうか？」

北人が頷いた

5分ぐらいずっと撫でてるとさっきからずっと北人の腹がギュルギュルいってる。もうそろそろ限界やろ

壱 「北人、お腹の音すごいけど大丈夫？
トイレ行く？」

また頷いた
陸さんと俺で北人を支えてトイレまで行った。

北人が入ってる間に陸さんが湯たんぽ持ってきてるれるらしい。俺はトイレの外で待っとる事にした。中からはすごい痛々しい音がする。聞いてるだけで泣けてきた。

陸 「あれ？壱馬泣いてる？壱馬もどっか痛いの？」
陸さんもどってきてた恥ずかしっ
壱 「北人しんどそすぎて…」
陸 「壱馬優しいね。それにしても北ちゃん遅い
ね、北ちゃ〜ん！大丈夫？」
北 「大丈夫です。もう出れます」

ｶﾞﾁｬ

北 「お待たせしました」
陸 「どう？お腹の調子。スッキリした？」
北 「腹痛いのは治りました。でもまだスッキリし
なくて…」
陸 「そっかそっか、また痛くなったらいつでも
言ってね」
北 「はい…」
顔色悪い北人が顔覗き込んでくる
泣いてたのバレたら恥ずかしいじゃん
北 「壱馬どーしたの？どっか痛い？大丈夫？」
壱 「なんともねーよ、人の心配はええから
今は自分の心配せぇ。」
陸さんが笑ってみてる。北人が心配で泣いたなんて口が裂けても言えねぇ。

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