~セクゾの風邪物語~

#＿6 ページ12

健人side






4人｢、、、ただいま〜。｣





靴はあるけど、返事はない。






まぁ、そうだよね。







でも、ちゃんと帰ってて良かった。






みんなはリビングに行ったけど、俺は2階の勝利の部屋に向かった。






勝利のことだから、部屋にこもってるんだろうな。





＿＿＿＿＿





ﾄﾝﾄﾝ





部屋をノックしたけど、返事はない。






まぁ、そんなことだろうと思って、





健人｢勝利、入るよ。｣





一言断ってから入った。





案の定、ベッドの上で布団にくるまっていた。





顔は見えなかったけど、体が小刻みに震えていて泣いているのがわかった。




健人｢勝利、、ごめんな。｣





そう言うと、ゆっくり顔を上げた勝利。




今まで泣いていたんだろう。




その頬はすごく涙で濡れていた。





勝利｢んっ、、ちがっ健人くんは何も悪くない、、｣





そう言いながらも、話す度涙は溢れて止まらない。






健人｢ん、、勝利おいで。｣





そう言うと、素直に抱きついてきた。





可愛すぎるでしょ。←






勝利｢、、っおれね、はあっ、スタッフさんがね、はぁっみんなより歌もダンスも上手じゃない、顔だけだって言ってるの聞いちゃって、、ぐすっ、それから思うように体が動かなくなって、みんなに迷惑ばっかりかけて、今日だって、、勝手に怒鳴って、、｣




健人｢わかったから、、１回落ち着こう？な？｣





溜めていたものを一気に吐き出して、呼吸が追いついてない。





ほんと、かわいそうなことしたな、




健人｢よしよし、つらかったね。話してくれてありがとう。勝利はさ、顔だけなんかじゃないよ？もちろん嫉妬しちゃうぐらいかっこいい顔だけどさ。笑
でも、それだけじゃないじゃん、すごい歌もダンスも頑張ってどうやったらかっこよく、可愛く魅せられるか考えてるし、しっかり自分のものにしてから形にするから時間はかかっちゃうけど、その分いつも良いパフォーマンスができてるじゃん。俺は勝利のそういうところ尊敬するけどなぁ。｣





勝利｢、、っほんと？おれ、嫌われてないかな、、｣





俺が話してる時も今もずっと涙は溢れていて、もうどんだけ泣くのこの子は。笑





健人｢ほんとだよ〜。もう泣かないの〜！笑嫌いなわけないでしょ！菊池も松島もマリウスも勝利こと大好きだよ？｣





勝利｢、、良かった、。健人くんは、、？｣

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