爽やか君の大事な人は食欲旺盛な美人さん【菅原孝支】

レギュラーメンバー２ ページ5

貴方side





清「A、ありがとう。

落ち着いたから、練習見てていいよ。」





「.........分かった。」




2チームに別れてのゲームが始まって

ボールが当たらないように

少し端っこで、試合を見る。







“......でもさ、レギュラーじゃない、よね？”







試合してる孝支を見ていると

放課後に友達に言われた言葉が浮かんだ。




あの時。




私は、こう言いたかった。






“...............だから、何...............？”






言えばよかった、すぐに。



口元まで、言葉は出てたんだ。

でも、出る前に......ふと、思った。





感情的に言って、困るのはあっち。





だから、言わない。



だって......私だけでいいから。



....................知ってるのは、私だけでいい。








「....................かっこいいよ、孝支は。」








菅「..............ぇ、あー...ありがとう。」



「...................................！？」



いつの間にか、隣に立っていた孝支。





「......れ、練習......。」





菅「............今、休憩中だべ？」



周りを見ても、休憩してない子たちばかりで。





「.................そ、そう。」





思わず、俯いてしまった私を見て








菅「.........この時期だし、俺は結構察しいい方だって思ってる。」








と、孝支は壁に寄りかかった。




「...............................え？」




確かに、孝支は察しいいけど...！



言い訳を考える私の頭を何度か撫でて







菅「..........俺は、自分が試合出た時に

......勝てるように、やることやるだけ！」







笑う孝支。





「...............................っ、やっぱり。」




菅「............え？............A？？」







......何度......。



.......何度私は、この人を好きになるの......。







「......やっぱり、孝支はかっこいいよ。」







菅「............！！？///」






もう..............何度でも、いいよ。

レギュラーメンバー３→←レギュラーメンバー１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す