くのたま上級生 8 ページ9
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『ッ!』
演習が始まって30分以上は経ってる。
皆そろそろ疲れてきていて、隙ができてきている。
今回の演習は最初の20分は組手、残りの時間は武器の使用あり。
武器と言っても使っていいのは苦無だけ。
忍として苦無を使えるのは当たり前だけど、鶴ちゃんは苦無の扱いが上手いから私達4人は苦戦状態だ。
シナ「そこまで!」
シナ先生から合図があって全員が止まる。
シナ「お疲れ様。皆なかなか良かったわね。
Aちゃんは体力、きよちゃんは疲れたら隙を見せてるわ、お鶴ちゃんは苦無が得意だからと少し油断してたわね、ソラちゃんは少し大振りしすぎてるわ、ハナちゃんは反対に小振りすぎる。
でも皆前より断然良くなったわ。今言ったことを直せばもっと良くなる。
さぁ、今日は疲れたでしょう。これで演習は終わりです。ゆっくり休んでください」
ようやく終わった。
いつもの演習に比べたら疲労がすごい。
勘「Aおつかれ!」
『勘ちゃん!』
兵「きよもお疲れ様」
きよ「…ありがとう」
竹「鶴も流石苦無の扱い上手いだけあるな!」
鶴「八!」
雷「ハナも良かったよ」
ハナ「ありがとう雷蔵」
鉢「お前まだそんな大きく振りかぶっているのか」
ソラ「うるさいなー一度ついた癖はなかなか治らないの!」
庄「AA先輩!九鬼ソラ先輩!お疲れ様です」
『庄ちゃん!』
ソラ「それと、一年は組?」
乱「はい!僕たち」
は組「は組の良い子達でーす!」
鶴「元気がいいね〜」
きよ「どうしてここに?」
庄「皆が先輩たちのことを知りたいって言ってたので土井先生に連れてきてもらったんです」
勘ちゃんと話していると聞き覚えのある声がして振り向くと、庄ちゃんとおそらく同じクラスであろう子達がいた。
確かに今の一年生は私達とは会ったことがない。
ユキちゃん達から話はよく聞くけど、個性がものすごく強いらしい。
まぁ、どこの学年も強いけどね。
乱「あの!先輩達のこと教えてください!」
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作者名:ピーチお嬢 | 作成日時:2023年12月16日 1時