くのたま上級生 ４ ページ5
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山本シナside
ハナ｢だから私はソラと一緒に夢を叶えたい。｣
鶴｢私、お母様と2人暮らしだったの。お父様は私が産まれる前に離婚して、お母様が女手1つで私を育ててくれた。
私を育てる中忍の仕事もしてた。大変なのにずっと私に寂しい思いをさせないようにしてくれてた。
幼い頃1度だけお母様のくノ一姿を見たことがあって、すごくかっこよかった。
家事も子育ても1人でして忍の仕事もこなすお母様が憧れになった。
そんなお母様に私のくノ一姿を見て欲しいから。
そしてお母様に今までの恩を返したいから。
だからくノ一になりたい｣
『私は、皆みたいに理由がない。いつからかは分からないけどくノ一に憧れを持ってたから。唯一理由って言っていいのはそれくらい。
でも！今理由ができた。私、この4人とくノ一になりたい！
名前も今知ったばかりでそれ以外のことはないも知らないけど5人でここを卒業したい。
ライバルとして仲間として5人ならやっていける気がしたから。』
くノ一になって何十年。
忍術学園の先生になって数十年。
くのたまの子が入ってくることは会った。
でも皆作法を習いに来たり、本気でくノ一を目指していた子は実習や忍務で亡くなったり
卒業する生徒は数少なかった。
卒業しても忍務でなくなってしまう子が何人もいた。
忍とはそんな残酷な世界。
その中でもくノ一は男より力も弱く権力も無い。
簡単な覚悟ではくノ一にはなれない。
だから私はこの子達に聞いた。
自分の意思と覚悟を。
すごく驚いた。
全員が確かな覚悟を持っていて本気だった。
この子達ならお互いライバルとなり仲間となり親友となり卒業し、その先もやって行けるのではないかと。
この子達の覚悟と向き合うのには私自身の覚悟も必要。
絶対にこの子達は立派になる。
私がそうさせる。
初めてこんなことを思ったのはあの子達の本気の揺るがない意思がある瞳を見たから。
あの子達なら誰よりも立派なくノ一になると私は思った。
あの時の思いは当たってたみたい。
五年生にまで上った彼女達は今ですら立派なくノ一だもの。
これからも先生の期待に応えてちょうだい。
私は誰よりもあなた達を信じているから。
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
実際くのたま普通にいると思うのですが、この話ではすごく珍しいという設定でいかせてもらいます。
あとやっぱなんか変ですね。
申し訳ありません🙇
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作者名：ピーチお嬢 | 作成日時：2023年12月16日 1時
