我らが噂のくのたま上級生！！ (ページ3)

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くのたま上級生２ページ3

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土井｢あぁあいつらのことか…懐かしいな。｣

乱｢何がですか？｣

土井｢今の五年生の入学式の時のことだ｣

きり丸｢聞きたいです！その話！｣

土井｢また今度な。授業進めないとまた補習になるぞ｣

Aside

〜5年前の入学式〜

学園長｢ようこそ！忍術学園へ！わしはこの忍術学園の学園長じゃ！よろしく頼むぞ｣

ずっと憧れだった忍術学園の入学式。

忍術学園に入るくノ一は本当に稀で、ずっと1人だけだと思って覚悟を持って門をくぐった。

学園長｢さて、忍たまのみんなもよく入ってきてくれた。そして今回はくのたまが5人も入ってきてくれた。せっかくくのたまが入って来てくれたのだから担任になる山本シナ先生に話してもらおう｣

シナ｢こんにちは。担任になる山本シナよ。今年はなんと5人もくのたまに入ってくれて凄く嬉しいわ。とても珍しいことだもの。これから皆はライバルであり仲間よ。これからよろしくね｣

1人だと思い覚悟を持って来たのにまさかの5人もくのたま志望がいるとは思わなかった。

忍たまもざっと30人以上はいて、水色の忍装束の中に5つのピンク色の忍装束。

忍になるのは男が多いっていうのは分かってた。

でも今はすごく不安だ。

男ばかりいるところで私たちはやっていけるのか…

シナ｢Aちゃん？どうしたの？｣

『あっ山本先生…怖くなってきました。男の子ばかりいるところでやっいけるのかなって。』

今更弱音を吐く気は無かった。

でもやっぱり親の元を離れて1人で来て、不安になるのはしょうがないと思うし、私だけじゃないと思う。

ソラ｢アンタそんなことでビビってんの？｣

『…え？』

ソラ｢覚悟があるならここに来たんじゃないの？くノ一になる覚悟が。私はくノ一になる覚悟があるからここにいるんだよ｣

『あ、あるよ。私も立派なくノ一になりたいからここにいるの』

ソラ｢そうよ！くノ一は誰よりも強くなくちゃ！｣

初めて会ったのに励ましてくれてる。

シナ｢(この子達なら…)さぁ、教室へ行きましょう。自己紹介はそこからよ｣

『はいっ！』

思えばあの時ソラの言葉が無かったら私は学園を辞めてたかもしれない。

…いや、あの言葉が無くても4人がいたなら学園を辞めるつもりは無いかな。