恋はミルクティーのように (ページ7)

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歌の練習を終えた後
僕と瑠姫は2人でダンスの
自主練をすることにした。

その前にお腹すいたねって言う話になって
2人でまたあのカフェに行く。

朝行ったとき、年配の方が
あの子は今日休みって言ってたし
行ってもなあって思ったんだけど。

「何考えてんの、話したことないのに」

「どうしたんすか？」

俺の一言に瑠姫が不思議そうに
俺を見つめる。

「ねえ、瑠姫はさ一目惚れとか信じる方？」

「俺はあんまりないっすね、人見知りだし」

ああ、そうやねと自分の中で
納得してしまった。

「蓮くん一目惚れしたの？」

また俺は内緒とだけ伝えて
カフェの中に入っていった。

「えっ」

休みと聞いていたのに
何故かレジに彼女が立っていた。

「いらっしゃいませ」

いつものように挨拶してからる彼女。
俺はびっくりして、何も言えないでいた。

「蓮くん何にします?」

瑠姫は既に注文を終えていた。
俺そんなにぼーっとしてたんだ、と我に帰る。

「クリームパスタと、」

ミルクティーミルク多め、ですよね？
と彼女はイタズラっぽく笑って言った。

「えっ」

俺はびっくりして、瑠姫を見ると
瑠姫もびっくりした顔をしていた。

「この前スマホ忘れてましたよね？印象的だったので覚えてました」

と恥ずかしそうに笑う彼女。
びっくりしながらも可愛いな、なんて
思ってしまった。

番号札をもらって、
カフェの中にあるイートインスペースで
空いてる席を探し、瑠姫と座る。

「蓮くん、ここ常連なんすか？」

突っ込まれると思ってたことに
とうとう突っ込まれて，僕は恥ずかしくて
たまらない。

「たまたま昨日行ったときにスマホ忘れたの」

ただそれだけ、と言うと
ふーん、とだけ言い番号札が呼ばれるまで
待っていた。

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