恋はミルクティーのように (ページ20)

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事務所のダンスレッスン場に
入るとそこにはまだ
瑠姫しか居なくて
Aちゃんのこと知ってるのは
今のところ瑠姫だけだから
今の状況報告をする。

「おはよう」

「あ、蓮くんおはようございます」

いつものように挨拶を交わす。

「あのね、瑠姫」

「どうしたんすか？」

僕の真剣な表情を見て
瑠姫も真剣な表情になる。

「僕多分木梨さんのこと好きなんよ」

「はい。」

あれ、思ってたのと違う。
盛大にとはいかないけど
多少なりとも驚いたりすると
思ってたのに。

「驚かないの?」

「いや、驚くもなにも蓮くんの行動見てたらわかります」

いつもの王子様スマイルで言う瑠姫。
僕そんなに態度に出てたかな。
いつものように過ごしてただけなのに。

「最近よく携帯見てるし、独り言増えたし多分そうなのかなあって」

王子様スマイルから
にやにやに変わった。

「これは誰にも言わないでね」

「はい、秘密です。」

話が終わり
少しの気まずさと恥ずかしさから
マイボトルのミルクティー
勢いよく飲む。

ぞろぞろとメンバーが
練習室に入ってきて
今日の練習は
あまり集中できなかった。

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