恋はミルクティーのように (ページ44)

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ren side

「それなら、答えはシンプルですよ。
またお店に行ってその子に
スタッフさんだったって説明したら
いいと思います」

拓実が拓実らしい真っ直ぐな
答えを出してくれた。

信じてもらえるかはわからないけど
素直に正直に話すことが大事だと思う。
もちろん、スタッフさんのことを
悪く言うんじゃなくて
そういうことがあったんだという風に
話せばきっとわかってもらえる。

「連絡した方がいいんじゃないですか？」

また翔也が年上感を出して話すから
お前は誰や、と頭を小突いて笑う。

そして、俺は彼女に連絡して
すぐ会える日を合わせよう。

ズボンのポケットに入っていた携帯を
さっと取り出して
すぐAちゃんのトーク画面を開き
連絡する。

「Aちゃん、近々会えない？」

そう送信して、ふうっと胸を撫で下ろす。
するとすぐに返事が返ってきた。

「明日だったら、早く終わるから
そのあとで良ければ会えるよ」

彼女のからの連絡は
最初業務連絡みたいだったのに
今ではもう普通の文面になってて
少しにやけてしまった。

「明日会えるって！」

俺がそう言うと3人も
ほっとしたように
正座してた足を緩めていた。

明日ちゃんと話をしよう。
そして、できた告白もしよう。

まだ出会ってそんなに経ってないし
時間を沢山共有してきたわけじゃないけど
俺はAちゃんが好きなんだ。

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