恋はミルクティーのように (ページ4)

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次の日、昨日何故か
カフェの店員さんが気になって
2日続けて入ることはなかったお店に
今日も行く。

「ミルクティー１つ、ミルク多めで」

また店員さんにマイボトルを渡した。
今日は昨日のあの子じゃなかった。
いつもの年配の方だった。

「今日はあの子いないみたいやね」

少し残念だなと思っていたら
年配の方が、あの子今日休みよって言われて
聞かれてたんだ、とびっくりして
変な汗までかいちゃった。

「ありがとうございます」

そそくさとミルクティーが入った
ボトルを受け取りそのまま店の外へ出た。

「今日は忘れてないよね」

昨日スマホを置き忘れてしまったので
またズボンのポケットや
鞄をごそごそと探した。

「ちゃんと忘れてないね」

スマホがいつもの位置にあって
安堵する。
また今日も事務所のレッスン室へ向かう。

今日は歌の練習だ。
歌の練習は純喜や奨くんが先陣を切ってくれる。

今日は夕方ぐらいまで練習して
夜は一人でダンスの自主練をしようと決めた。

「蓮くん、帰らないんすか？」

みんなが帰る支度をしている中
僕はずっとスマホを見てたので
それが気になったのか、瑠姫が聞きに来た。

「この後ダンスの自主練しようと思っとるんよ」

「俺も一緒にしていいすか？」

もちろん、とだけ言って
みんなが練習場から出ていくのを
瑠姫と見送った。

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