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───エファの過去───
翌日
対して頭痛が良くなる訳もなく
酷くて手に負えなくなってきた所でニフェに話す
「はぁ！？ だからあれ程早く寝ろと、、！」
「、、、もう 薬買いに行くわよ」
「たまには外に出ないと不健康よ」
「はーい」
僕達の家は車がよく通る道にあって
いつも気をつけて歩いていた、、、はずだった
でもその日は違った
頭痛が酷くて 足がふらついて
その時、、、ニフェがっ、、、、
僕を、、、庇って、、、、
「エファッ！！！！危ない！！」
「えっ、、、？」
勢いよく車とニフェはぶつかった
道路に広がる紅い血も
白い車にべっとりと付いた紅い血も
今でも鮮明に残っている
急いで駆け寄ってニフェを抱えた時に付いた
手に現実として染み付いたニフェの血
洗っても洗っても取れないようで
何時までも私を縛り付ける
後でその車も飲酒運転だと分かったけれど
それでもニフェが死んだのは、、、僕のせいだ
僕が研究に没頭していなければ
僕が気をつけていれば
僕が1人で買いに行けば
僕がっ、、、僕がっ、、、
「っはぁ、、、、はぁ、、、はぁ、、、」
暑くもないのにかいた汗
目からは大粒の涙
もうすぐ2年が経つ
泣いたって 後悔したって
ニフェは戻ってこない
だから 僕は前を向いて生きる
そう自分に誓ったのに
夜になれば思い出してまたこうやって泣く
いい加減これもどうにかしないと、、、
窓から外を眺める
大丈夫 ここでの生活も慣れる
深呼吸して布団に入り眠りにつく
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作者名：蒼颯 | 作成日時：2024年3月19日 2時
