私の正義は ページ48
私の首をジワジワと締め付けていく、赤犬大将の腕をぎりっと掴み、顔を歪めて涙を流す。
赤犬大将は表情を変えず、私をまっすぐに見つめ、問うた。
ｻｶﾂﾞｷ「……ならば、ワシが海軍にしちゃる。よぉ聞いちょれぇ……。
お前は、何の正義を掲げる？」
それを言われた時、私は一瞬考え込んだ。
だが、私は流れる記憶の走馬灯を元に、覚悟を決めた。
私「……私は、私はっ《粛正と、粛清の正義》を掲げます！！！
正しい物事を、全て正しく保存し続けるために。
もう二度と、嘘で私のようになる人がいなくなるように。
傷つかないように。
幸せを壊されないように。
物をあるべきところに戻すように。
そして、
私の道を、邪魔させないように。
幸せを壊すものを、消すように。
目的以外の、傷つく人以外は傷つけず、
仇なす者達を、自らの手によって、粛清するように。
邪魔者を全て、消すように……!!
私は、私を裏切った奴らを、許さない！」
半端、叫ぶかのように自分の正義を、決意を伝えた。
刹那、首の圧迫感が消え、床に落ちる。
ｻｶﾂﾞｷ「……上出来じゃけぇ。これから、その正義を掲げて、海軍として生きろぉ!!」
私「かっ、はっ……はい。了解致しました。赤犬大将殿！！」
咳のでる喉を抑え、苦し紛れに返事をした。
ｾﾝｺﾞｸ「……話は終わったか？」
ｻｶﾂﾞｷ「はい。時間をとってしまいすみません。センゴクさん。」
ｾﾝｺﾞｸ「いや、いい。私も彼女の正義を、決意を、聞いて見たかった。」
センゴク元帥殿はまだ床で呼吸を整えている私を見つめる。
ｻｶﾂﾞｷ「まだまだ、信頼を得るには、たりんようだな。」
私「……はい。」
自分が少し惨めに思えて、唇を噛む。
鉄の味がした。
ｾﾝｺﾞｸ「ところで、赤髪とはどんな話をした？」
私「はい。私が何故海軍の元にいるのか、そして、白ひげの船で何が起こっているのかを問われました。なので、少しぼかしながら伝えました。」
ｾﾝｺﾞｸ「……それで、赤髪はなんと答えた？」
私「私が少し助言したところ、白ひげに電伝虫で連絡し、内部状況を把握してから白ひげと接触すると言っていました。」
ｾﾝｺﾞｸ「そうか、分かった。……今日はもう自室に戻ってゆっくりしなさい。疲れただろう。」
言われてみれば、体は鉛のようにだるかった。
私「……はい。お言葉に甘えて休ませて頂きます。失礼致しました。」
私は自室へ戻った。
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SYEHERA(プロフ) - ありがとうございます！続き頑張って書いていきます(*^^*) (2020年1月19日 22時) (
レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
Rose - いえいえ、私こそ無理言ってすいません 一気に更新して下さり本当に有難う御座います(*^▽^*) 続き楽しみにしてます (2020年1月19日 19時) (レス) id: 0f77344160 (このIDを非表示/違反報告)
SYEHERA(プロフ) - いえいえ(^^)私もこの作品を読んで貰えて嬉しい限りです…応援ありがとうございます！ (2020年1月19日 0時) (レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
Rose - 更新本当に有難うございます これからも頑張ってください (2020年1月19日 0時) (レス) id: 0f77344160 (このIDを非表示/違反報告)
SYEHERA(プロフ) - それなら良かったです！更新出来るだけ毎日頑張ります！ (2020年1月12日 10時) (レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
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