忠告、警告、気をつけて ページ45
私もあくまで好意的に、無機質に挨拶を交わす。
ダメだ。相手に悟らせるな。無機質に応対しなければ、すぐにアイツのペースに飲み込まれる。
赤「見なかった間に随分成長したな！……見た目も中身も。」
今まで脳天気そうだった表情が引き締まり、目つきが鋭くなる。
私「……そうね。見なかった間に私は変わったわ。アナタこそ、どこか変わったんじゃない？」
内心冷や汗をかきながら淡々とこたえる。
私「そもそも私が変わったからって、アナタみたいな赤の他人に関係ないわ。」
赤「そりゃ無理な話だな！俺の友人の娘が何故か海軍の仲間になってんだからな！」
だはははは！と豪快に笑う。
少し、カチンと来た。
私「誰が、誰の娘だって？」
赤「あ？えー、ん？白ひげの娘じゃないのか？Aは？」
《白ひげ》
その名を聞いた時、体の奥底から焼かれるような、マグマのような、熱い、熱い、ドロドロしたものがこみあげる。
私「《白ひげ》？ああ。あの家族ごっこの大好きな男か？あんな奴の、娘？はっ！笑わせるな。私は最初からあんな奴の娘じゃなかった。私はあの船が嫌いだ。そしてそれに乗っている奴らも。……今まで私がアイツの娘だったなんて、心底吐き気がする。」
シャンクスにそう吐き捨てて、苛立ちを気配にだす。
そうか、コイツはまだ知らないのか。あの小娘の事を。
赤「……お前…本当に、なにがあった？」
私「はっ……知りたい？知りたいなら、そのクソ野郎共の船を訪れてみれば？……いや、やめておいた方がいいわね。」
ﾍﾞｯｸ「……今、白ひげの船はどうなっているんだ？」
ベックマンが口を開く。私はベックマンの方向を向いて、言った。
私「あの船は、狂ってるよ。それもこれも全部、この間入ってきた小娘のせいだ。」
あの小娘というだけで、私の無機質の仮面は崩れ落ちる。
ギリリと奥歯が鳴って、握り締めた拳からは血がしたたり落ち、額に血管が浮き上がる。
ﾔｿｯﾌﾟ「お、おいおい、大丈夫か？A……」
はっと我に帰り、理性を取り戻す。
私「……ごめん。取り乱したわ。……とにかく、あの船に近づかないほうがいい。その小娘の、能力の餌食にされるわよ。」
それが嫌なら、絶対に近付かない方がいいわ。と念押しして言う。
これ以上、被害者を出したくもないし、何よりあの小娘を調子に乗らせてはいけない。
私「私は、その小娘のせいで追い出された。奴はチャムチャムの実の能力者よ。…本当に気をつけて」
忠告、警告
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SYEHERA(プロフ) - ありがとうございます！続き頑張って書いていきます(*^^*) (2020年1月19日 22時) (
レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
Rose - いえいえ、私こそ無理言ってすいません 一気に更新して下さり本当に有難う御座います(*^▽^*) 続き楽しみにしてます (2020年1月19日 19時) (レス) id: 0f77344160 (このIDを非表示/違反報告)
SYEHERA(プロフ) - いえいえ(^^)私もこの作品を読んで貰えて嬉しい限りです…応援ありがとうございます！ (2020年1月19日 0時) (レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
Rose - 更新本当に有難うございます これからも頑張ってください (2020年1月19日 0時) (レス) id: 0f77344160 (このIDを非表示/違反報告)
SYEHERA(プロフ) - それなら良かったです！更新出来るだけ毎日頑張ります！ (2020年1月12日 10時) (レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
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