海姫の頼み ページ17
その場でひざまずいて、こういった。
私「私を殺して下さい」
そして、地面に額をつけた。………言うなれば、土下座をしたのだ。
皆が、目をむいた。
その中から、一番最初に動いたのは、
ｻｶｽﾞｷ「おどれ…ふざけちょるんか……!!!!!!」
大将赤犬だった。赤犬は、思い切りマグマ化した拳で海姫を殴り飛ばした。
私「がはっ……！」
海姫はあらがうことなく、サカヅキの拳によって壁に勢いよく叩きつけられた。
ｵﾂﾙ「やめないかサカヅキ！いくら海賊とはいえ、女の子だよ！」
ｻｶｽﾞｷ「じゃが…お鶴さん」
ｵﾂﾙ「お黙り!!少しアンタは頭を冷やしておきな。……立てるかい？」
優しく話しかけ、海姫を立ち上がらせた。
サカヅキのマグマ化した拳を顔面の横っ面に受けたのだから、火傷どころではないだろうと彼女の顔をみる。後で医務室へ連れていかねば。が…
私「………問題ありません。……治りますので。」
無惨な状態になっていた横顔が、シュゥゥ…と、音を立てて再生していった。
私以外「……………え？/あ？/は？/なっ!?/お？/ん？/へ？」
………皆が、間抜けな顔をしている。レアい。←
皆の驚いた顔の原因となった彼女は、何事もなかったかのようにボソリとつぶやいた。
私「なんだ………死ななかった………」
ｾﾝｺﾞｸ「………海姫。お前はわざわざ、私達に殺されるためだけにマリンフォードへきたのか？」
私「………厚かましいのは、重々承知しております。ですが、私は、死ねないのであなた達に殺されようと思いまして」
海姫は「………インペルダウン送りでも構いませんが、あそこは、私にとってはゆるゆる警備ですので」
と、釘も刺してきた。
………どうやら、確実に殺されたいようだ。
ｾﾝｺﾞｸ「海姫。何故お前は殺されたいんだ？………白ひげ海賊団の船で、なにがあった？」
海軍の元帥ともあろうものが海の藻屑である海賊に肩入れしようとしている。
…本来なら、許されざる行為だ。
だが、今ここで殺してはいけない気がした。
一人の人間として彼女に何があったか、知りたかった。
………彼女を…まだ二十歳にも満たぬ少女、ティルトス・Aに向き合いたかった。
ただ、それだけの気持ちだった。
私「………………白ひげの、船で、………私は、」
海姫の口が動く。皆が、固唾を飲んだ。
その時
私「………私は、私は、私は、私はっ……いや、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
凄まじい覇気が放たれた。
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SYEHERA(プロフ) - ありがとうございます！続き頑張って書いていきます(*^^*) (2020年1月19日 22時) (
レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
Rose - いえいえ、私こそ無理言ってすいません 一気に更新して下さり本当に有難う御座います(*^▽^*) 続き楽しみにしてます (2020年1月19日 19時) (レス) id: 0f77344160 (このIDを非表示/違反報告)
SYEHERA(プロフ) - いえいえ(^^)私もこの作品を読んで貰えて嬉しい限りです…応援ありがとうございます！ (2020年1月19日 0時) (レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
Rose - 更新本当に有難うございます これからも頑張ってください (2020年1月19日 0時) (レス) id: 0f77344160 (このIDを非表示/違反報告)
SYEHERA(プロフ) - それなら良かったです！更新出来るだけ毎日頑張ります！ (2020年1月12日 10時) (レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
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