fortythree ページ43
・
ロッキーさん達が助けてくれたあの日から、
どうも人につけられている気がする。
最近、ほんっとに外に出るのが怖い。
ーin ITOKAN
カランカラン…
『おにいちゃん！』
広「久しぶり」
雅「俺もいるよ」
広「お前は引っ込んでろ」
・
わたしと、お兄ちゃんはイトカンの隅っこのソファーに座った。
広「全部、片付けてきた」
『怖いこと…してきたの？』
広「まあ、そこそこ怖かったかな笑」
『…』
広「そんな泣きそうな顔しなくて大丈夫。
Aのことは、俺が命懸けて守る」
『やだよっ！』
広「…A？どうした？」
『わたしはもう、大切な人を失いたくない！』
広「……A」
『命掛けてなんか守ってほしくない！
お兄ちゃんまで居なくならなで！』
広「…」
『わたしは、物心ついたときにはもう…
お父さんも、お母さんも、お兄ちゃんもいなくなってた…』
広「…ごめんな、寂しかったよな…」
『ずっと、おじいちゃんと、おばあちゃんと暮らしてたの』
広「…うん」
『わたしが中学生の時…
おじいちゃんは、友達の借金の保証人をしていたの。
だけど、その友達が首を吊って…
…おじいちゃんに大きな借金ができた』
広「…」
『しかも、借金していたのが闇金会社で、毎日うちに借金取りが来た』
広「…」
『ある日…わたしが学校から帰ってきたら、おじいちゃんと借金取りが揉み合ってて…
おじいちゃんはよろけて…
頭をぶてけて…
…死んだ…』
広「…っ」
『それからも借金取りは来続けて…おばあちゃんは、ショックで体調を崩した』
広「」Aを抱き締める
『借金取りは…暴力を振るってきた。
わたしは、おばあちゃんを守るために…強くなった』
広「…」
『おばあちゃんを守るために強くなったはずなのに…
いつの間にか、暴力団とか、族の世界のごちゃごちゃに巻き込まれてて…
もう、なんの為に喧嘩してるのかもわからなかった
ただ毎日、人を殴り続けた…
自分がなんで生きてるかもわかんなくて…
日に日に増えていく敵を、殴って倒すことしかできなくて…
そんな時、ストレスでおばあちゃんまで死んじゃった…
死ぬとき、遺産で借金を返しなさいって言われて…
おばあちゃんが死んだ後、
借金は全額返済した。
…だからもう、
わたしにはお兄ちゃん以外、何も残ってないの』
いつの間にか、
わたしは号泣してたらしい。
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こぁお - 登坂涼菜さん» 教えていただき、ありがとうございます。どこで間違えてますか？ (2018年1月19日 21時) (
レス) id: bd05a1edf1 (このIDを非表示/違反報告)
登坂涼菜(プロフ) - SWORD のスペル間違えてますよ！！ (2018年1月6日 23時) (レス) id: 9ce1c4a763 (このIDを非表示/違反報告)
こぁお - REDMOON･魔夜さん» 『ひろとがお兄ちゃんだったらいいのになぁ』という作者の妄想でひろとにお兄ちゃんになってもらいました(笑) 更新頑張りますね！コメント嬉しいです！ありがとうございます (2017年12月11日 18時) (レス) id: bd05a1edf1 (このIDを非表示/違反報告)
こぁお - TRIBE+E-girlsLOVE @Sisterさん» ほんとですね(笑) これからはひとりずつ教えてあげてほしいですね(笑) (2017年12月11日 18時) (レス) id: bd05a1edf1 (このIDを非表示/違反報告)
REDMOON･魔夜(プロフ) - こぁおさん» 確かに一斉に名前を言われたら覚えにくいじゃな〜､てか広斗が兄とか羨ましいのう〜これからも更新がんばれじゃ (2017年11月3日 10時) (レス) id: 5e5aea13cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こぁお x他1人 | 作者ホームページ：http://koao
作成日時：2017年8月22日 1時
