みたらし団子は蜜の味ーお丸と男達ー (ページ7)

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過去の話ページ7

照｢お丸が話があるって珍しいな｣

お丸『うん、ちょっとね、、』

照｢で、なんだ？話って｣

お丸『長くなるけどいい？』

照｢おう、｣

ーーーーーーーーーー過去ーーーーーーーーーーーー

店によく来てくれる常連の“滝沢さん”

からかってきたけど、優しくて、特別扱いしてくれて
いつも私を守ってくれる。

照には言ってなかったけど、本名はね“辰”って言うの
お店を初めてから1度も言ったこと無かったんだけど、

唯一、滝沢さんには本名を教えた

ある日、

『10個ぐらい離れてるけど、俺は辰の事が好きだ。
俺と結婚を前提に付き合ってくれないか？』

そう、告白してきてくれた

両思いだった事が嬉しくて、すぐOKの返事をして
そこから2人で買い物に行ったり、いい関係が続いてた

私の全部を捧げた。

初めての口付けから体まで、、、、

2人で愛し合ってた。

でも、もうすぐ結婚………というとこまで来てた時だった。

“滝沢さんが亡くなった”

そう知らせを受けた

男に刺されそうになった子供を助けて亡くなったらしい、
最後まで正義感の強い人だった。

その後、わかった事

滝沢さんとの子を妊娠してた。

けど、ショックで何も食べず泣いていたら、流産

滝沢さんも失い、その赤ちゃんまで失った

その喪失感から夜の仕事を始めるようになったの

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