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いや何様だっつーの。普通に考えて俺のが身分上だろ男なんだから。誰がお前ら女のためにわざわざ世話焼いてやって朝から抱きしめてやって好きとか言わなきゃなんねーのめんどくせぇ。あと絶対色々言われるだろうし、だりぃ。仕事の邪魔。』
彼が『蝉』と呼ばれるのはきっとこういうマシンガン的なしゃべりをするからなんだろうけど、
いやぁ………きっついよね……(笑)
全否定だよ全否定。切り捨てたよあいつ。目の前で。
だから、それを聞いてから、俺は絶対にこの気持ちがバレないようにしようって決めた。
蝉に迷惑がかかるくらいなら恋なんてしたくない。
………相当蝉のこと好きなんだな。俺。いやわかってたけど。
こういうのも重いって思うのかな……
「………ぃ……ぉ…りょ………お、お………ょ……す……涼介！！」
はっ、となって慌てて蝉を探すと、
いや探すまでもなかった。
顔を覗き込まれていたんだから。
……ダメだよ。それ以上近づかないで。ドキドキして死にそう。
「……大丈夫か？」
「う、うん、全然平気。」
嘘です、耳真っ赤だよ。死にそう。
「……あ、せ、せみ、今夜はとまって」
もう夜も遅い、あわよくば近くで寝られたらいいかな、と思ってかけようとした言葉、
半分だけ、話をそらそうと思った言葉、
それだけ、だった。
「……あぁ悪い。俺仕事入った。行ってくるな。」
………やっぱり彼は、自分に気なんてない。
典型的な仕事人間だ。ちくしょうっ。
「うん、もちろん。……気をつけてね。」
「なんだよ。お前は親かよ？」
「そうだよ！心配なの！」
こんな夜中に、いやそれが普通なんだろうけど、
心配くらい、させてよ。
とりあえず玄関まで送っていくことにした。
俺の前を歩く君の後ろ姿は、なんだかいつもと違っていて、
胸騒ぎがした。
「……せ、せみ！」
「んー？」
くるっと振り返って、俺を見た。蝉。
…………やっぱり、どこか違う。
おれは、頭の中に浮かんだ仮説を捨てるように首を振って、手の中に持ってた瓶を渡した。
「は、はい！！」
「………ん？なんだ？これ。」
蝉の手の中にあるのは、カラフルな砂糖の塊が入った小瓶。
そう、こんぺいとうだ。
甘いものが苦手な蝉は、本当にたまにしか食べない。
それじゃあ、集中力が切れるから、と思って、
………本当は、無事に帰ってきますようにって、思いを込めて、
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あおの金平糖。(プロフ) - ありるんさん» いつも見てくださってありがとうございます！やまありですね！了解です！ (2019年1月3日 8時) (
レス) id: 151456d613 (このIDを非表示/違反報告)
ありるん - やまありが見たいです。大ちゃんが山田くんに甘える感じがいいです。できたら甘々がいいです。 (2019年1月3日 7時) (レス) id: 0223fc7bee (このIDを非表示/違反報告)
あおの金平糖。(プロフ) - yuriaさん» リクエストありがとうございます！すっごい亀更新なのに好きって言ってくださって光栄です！いのありですね！了解しました！ (2018年11月24日 1時) (レス) id: 151456d613 (このIDを非表示/違反報告)
yuria(プロフ) - リクエストいいですか？いのありお願いします！甘々できますかね？この作品大好きなので、これからも更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2018年11月24日 1時) (レス) id: 30859cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
あおの金平糖。(プロフ) - あゆたろうさん» ここではあおの金平糖。って呼んでほしいかなぁ……(苦笑)ほろ苦いのね。了解しましたー。 (2018年10月13日 20時) (レス) id: 151456d613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおの金平糖。 | 作成日時：2018年8月13日 2時
