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『薮くーん！！注文入ったよー！』
「はーい！」
厨房に立っていた俺はくるりと回れ右。そこに置かれたメモを読む。
「………ええと、ライスカレー2つ、ね。おっけ。」
小声で呟き、またくるりと厨房に戻って、先程上がったばっかのポークカツレツをお皿に盛りつける。
「ポークカツレツできましたー！」
『はーい！！今とりにいきまーす！！』
いくつかの特徴的な女の人の声が帰ってきた。
それを聞いて、今度はライスカレーを作りにかかった。(とは言っても、一から作るわけじゃないけど。)
俺は薮。ただの店員なのに、このカフェーの厨房を任されてる。
それはなぜか。理由は簡単だ。
ここで働く唯一の男性だからだ。
普通、カフェーというものは女の人が働くところだ。(だから女給さんがいたりするわけだ。)
そこで何故俺がいるのか。………うん。わけは幾つかあるのだけど、まぁ、文系の学生である故に、働き口が欲しかったのと、近くにあったのがこのカフェーだった、というわけである。
それに、カフェーの目玉は洋食だけでなく女給さんのかわいさなのだから、男の俺は厨房で十分だ。
『薮くーん！！ミルク！！』
「またですか？うちはミルクボウルじゃないのに……」
それと叫ぶのはいい加減やめた方がおしとやかに見えますよ？涼子さん。
……なんて言った日には『うるさいわね男のくせに！！』という怒鳴り声と共にげんこつが飛んでくるから言わない。
見た目は可愛いんだけどな。涼子さん。
まぁでも、お客様の頼みなら断る訳にはいかない。
「………よし。」
小さく気合を入れて、作り出した。
「はい！今日もみなさんお疲れ様でしたー！」
「お疲れ様でしたー！」
元気いっぱいの俺の挨拶にさらに元気に返してくれる涼子さん。
「はぁ……今日もつっかれたぁ……」
と、その横で死にそうになってる夏貴さん。(これでもこのカフェーの店長だったりする。たまに『なっちゃんポーズ！なんちゃってね。』とか意味のわからないことを言う。)
「こら。薮くんの前ですよ。だらしがないなぁ。ごめんなさいね。」
そう言って俺に優しく笑いかけてくれる光(ひかり)さん。(みんなをまとめるお母さん。この人料理もできる。俺が学校でいない時はこの人が厨房担当。涼子さんも出来ないわけじゃないけど………うん。あの、背があ、いやなんでもないっす……)
みんな、いい人達なんだ。(バカ多いけど。)
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あおの金平糖。(プロフ) - ありるんさん» いつも見てくださってありがとうございます！やまありですね！了解です！ (2019年1月3日 8時) (
レス) id: 151456d613 (このIDを非表示/違反報告)
ありるん - やまありが見たいです。大ちゃんが山田くんに甘える感じがいいです。できたら甘々がいいです。 (2019年1月3日 7時) (レス) id: 0223fc7bee (このIDを非表示/違反報告)
あおの金平糖。(プロフ) - yuriaさん» リクエストありがとうございます！すっごい亀更新なのに好きって言ってくださって光栄です！いのありですね！了解しました！ (2018年11月24日 1時) (レス) id: 151456d613 (このIDを非表示/違反報告)
yuria(プロフ) - リクエストいいですか？いのありお願いします！甘々できますかね？この作品大好きなので、これからも更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2018年11月24日 1時) (レス) id: 30859cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
あおの金平糖。(プロフ) - あゆたろうさん» ここではあおの金平糖。って呼んでほしいかなぁ……(苦笑)ほろ苦いのね。了解しましたー。 (2018年10月13日 20時) (レス) id: 151456d613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおの金平糖。 | 作成日時：2018年8月13日 2時
