たくやくん と 1週間。

2日目 ページ10

.









昨日は誰とも連絡を取らず、次の日になった。





そういえば拓弥くんの連絡先知らないな。





二年に上がったらLINE貰おうと思ってたけれど、彼はLINEのクラスのグループにも所属していないから、追加するにもできないんだよね。






祐基にも聞く勇気無かったし。









朝学校に行くと、いつもは私の後に来る祐基が百合と一緒に待っていた。








祐基｢ …A ｣






｢ 昨日は、その、逃げてごめん！


まさか私の事好きだなんて… ｣






祐基｢ ううん！


俺こそみんなの前で伝えちゃってごめん。


好きっていう気持ちが抑えられなくて ｣








抑えられないだなんて恥ずかしすぎる。









百合｢ 仲直りしてくれて良かった〜、



仲良い友達2人が三角関係に巻き込まれてるなんて


耐えられないのよ ｣







祐基｢ それは、まじでごめん。



でも、伝えたからにはアピールしまくるからね！



もし、拓弥に振られたら絶対振り向かせるし！ ｣









｢ りょ、了解しました… ｣









祐基は震えた声で、私を指さした。




…なんでそんなに泣きそうなのよ。




私が振られる確率の方が高いのに。








拓弥｢ はよ ｣





｢ 、お、はよ ｣





拓弥｢ ん ｣








今日も拓弥くんは眠そうな顔で登校。






噂によると家が学校と近いらしく、徒歩通学なんだとか。






そりゃあ、2月と言ってもビルとかないから日が当たるし、あったかいもんね。





私はチャリ通だから寒すぎて目が覚めるけれど。









あ、後頭部に寝癖ついてる。



好きな人のこととなると、なんでも知りたいし、凄い見ちゃう。








…あとでLINE貰ってみよ。






祐基｢ … ｣







.

･→←･

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す