3日目 ページ15
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今日は拓弥くんと挨拶すらすることがなくて、ただただ時間が流れていった。
告白する前まではこんなの当たり前だったのに。
やっぱり浮かれていたのが裏目に出たんだ。
憧れだった人と少し話せただけなのに。
あっという間に放課後になった。
帰宅部である私は、よく先生に頼み事をされがちだ。
今日は、掲示物をはれ、とのこと。
まあ、どうせ暇だからいいんだけどね。
だけど、貼ろうとしている位置が高すぎて、なかなか届かない。
ロッカーの上で、何回かジャンプをしてみる。
あ、届くかも!
もう1度ジャンプをすると、靴下が私を受け止めてくれず、ツルッと滑って後ろに倒れ込んでしまった。
やばい!落ちたら大変! し ぬ!
ドサ
ああ、やっぱり救世主はいるのか。
腰あたりを両手で支えられてる。
なにこれ、すごい状況。
拓弥「 …たく、危ねぇだろ。何してんだよ 」
声が聞こえたかと思えば、そのまま抱えられて、床に降ろされる。
「 え!なんでいるの?部活は? 」
拓弥「 今日はない。
廊下歩いてたらお前がなんかやってたから来た 」
「 本当に助かった!…え、てことは、
ずっと後ろにいたの? 」
拓弥「 可愛かったよ。ピンクのパンツ 」
「 さ、さ、最低!!!!! 」
私は目の前で笑う拓弥くんをどん、と押した。
拓弥「 いってえ、なにすんだよ。
俺が居なかったらやばかっただろ 」
「 それは…ありがとう、ゴザイマス 」
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(大川 )あや(プロフ) - 初めまして!甘過ぎず、苦すぎない微妙な甘さがあって、ずっときゅんきゅんしてました!終わり方も綺麗な落ち方で凄く参考になりました! (2019年3月1日 13時) (レス) id: af94ab82c1 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 最高ににやけました。読んでてほんとに幸せな気持ちでいっぱいでした!!今でもにやけが止まりませんw (2017年3月1日 18時) (レス) id: 212b190c3c (このIDを非表示/違反報告)
菱(プロフ) - 一週間だった!早いな笑寂しいですけど、幸せストーリーをありがとうございます! (2017年2月23日 1時) (レス) id: d91f510f78 (このIDを非表示/違反報告)
きーちゃん - 毎回見させてもらってます!鎖骨ちゃんさんめっちゃ小説書くの上手いです!とってもキュンキュンさせてもらってます!!これからも読ませてもらいます!頑張ってください!!あと!お体にお気おつけください! (2017年2月22日 20時) (レス) id: dd940f8b79 (このIDを非表示/違反報告)
りゅーちゃん(プロフ) - 鎖骨ちゃんさん» はやく治りますように!。 これからも読まさせていただきます(^人^) (2017年2月22日 12時) (携帯から) (レス) id: f2d9b8567a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鎖骨ちゃん | 作成日時:2017年2月13日 22時