子どもと病気

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さっきからずっとディノが
抱っこを要求して離れない。

甘えてくれるのは嬉しいけど、料理が出来ないし、
動きにくいのだが...

まぁ、可愛いし今日は熱あるから許しちゃうんだけど。


　『ディノ、そろそろご飯作ろうと思うんだけど...』

DN「いや...」


イヤイヤ期って感じになっちゃったな、今日は。

どうしよ...料理できなかったらディノの分も私の分も作れないんだけど...

うーん、あ。


　『ディノ、なんで1人じゃいやなの？』

DN「だって...しゃみしいんだもん...」

やっぱり。

　『ディノ、1人が寂しいなら、ディノの恐竜さんが
　 いるでしょ？その恐竜さんと一緒ならいい？』

DN「...うん...」

　『じゃあ取りにいこっか。』

ずっと抱っこで移動してる。

さすがにそろそろ腰が死にそう...


恐竜さんと一緒に布団に入って待ってるみたい。

なんか、一気に体が軽くなった。


料理も終わって、部屋を見に行くと、恐竜さんと仲良く布団で寝ていた。

ほんと、可愛いんだから。

おやすみ、早く治してね。



翌日

熱も下がったみたいで元気そう。

よかった。

でもな、私は完全に筋肉痛？か何かで、腰がほんとに痛い。

昨日ずっとディノを抱っこしてたからだと思う。

やばいな、学校いかなきゃなのに。


学校

WN「お、Aおはよう。」

　『あ、ウォヌおはよ。』

WN「てか、どうしたんだよ、変な姿勢と歩き方。」

　『...そんなに変になってる？』

WN「おう。」

　『...そっか。筋肉痛か何かで腰が痛い。』

WN「あっそ、で、昨日なんで休んでた？」

　『ディノが熱出したから。これが腰痛いのに関わっ
　 てる。ずっと抱っこを要求されてたんだもん。』

WN「あー、そういうこと。お疲れ。」

　『てか、そっちのミンギュは元気だよね。
　 よく動くし、風邪は全然ひかないし。』

WN「ま、その分うるさいけどな。
　 でも、そっちのディノもいいよな。
　 ちっちゃいし可愛いし、そうやって甘えられても
　 苦じゃないわ。」

　『確かに可愛いけど、苦にはなるよ。
　 現に今そうだし、私が。』

WN「そういえばそうだったな。ごめんごめん。」

　『...絶対思ってないよね。』


朝から、昨日喋れなかった分をたくさん喋る2人でした。


ディノ、熱が治ってよかった。

熱が出ることは何度もあると思うし、普通だと思うけど、でも甘え過ぎないでほしいなぁ...

私の体にも気を遣ってほしい...

またそうなったらそうして...

お熱のディノちゃん fin.

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