子どもと病気

喘息持ちのはにちゃん ページ1

私はA。

高校1年生。

私には歳の離れた弟がいる。

名前はジョンハン。

3歳。

はにちゃんって言っている。

両親は出張が多くて、家にほとんど帰ってこない。

だから2人暮らしみたいな感じ。


はにちゃんは保育園に行ってる。

私が高校に行ってる間は1人にできないからね。

両親がお金を出してくれてて、生活費も少し多く渡してくれるから、生活がしんどい事はない。


はにちゃんは喘息持ち。

だから、運動は激しかったり長時間だと発作がおこるから程々にしなきゃいけない。

はにちゃん自身も外で運動するのを好んでなくて、
部屋の中で何かすることが好き。

発作が部屋の中では起こらないわけじゃないから、
いつも気をつけておかないといけない。



今日は休日。

はにちゃんと家で遊ぶ事にした。

　『ハニ、何するの？』

JH「いろんなことするの！まずはアニメ見る！」

はにちゃんが選んだのはドラえもんだった。

今見てるのはもう3回目くらいなんだけど...

流石にそろそろ飽きないかな？


JH「はにちゃんもう飽きちゃった。次お絵かきしよ
　 うよ！」

飽きてくれたみたいで、お絵かきをする。

何描いてるのか教えてくれないし、見せてくれない。

まぁ、自分で楽しく描けてるならいっか。

私は美術が得意だから一緒に絵を描いてる。

今ははにちゃんの姿を描いてる。

なかなかの出来だと思う。

また後ではにちゃんにあげよ。

JH「できた！じゃん！ヌナ描いたの！どう？」

　『私描いてくれたの？上手に描けてるよ。
　 ありがとう。』

JH「よかったぁ、ヌナに喜んで貰いたかったから
　 成功だね！」

　『ハニ、私も絵描いたの。ハニにあげる。』

JH「これはにちゃん？ヌナ上手！お部屋に飾る！」

喜んでもらえたみたい。

まぁ、よかった。

JH「次は積み木しよ！」

高い城を作りたいらしい。

作れるのかな？

と、その時

ガッシャーン


JH「ゲホッゴホッ、ゼェ、ゼェ、」

やばい、発作だ。

すごく苦しそうにしてる。


急いで吸入器を持ってきた。

しんどそうだけどなんとか吸入させて、落ち着いた。


JH「うぅ、ヌナァ〜、(泣)」

　『よしよし、しんどかったね。もう大丈夫だよ。』

発作が収まると、ほとんど毎回こうやって泣いて私の所に来る。

喘息が辛いのは見ててわかるけど、私は喘息持ちではないから、わからない所もある。

私が変わってあげれたらいいのにって思う。

・→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す