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ソクミンSide
「お疲れさまでした」
僕は教室に入っていく先生にお辞儀をすると、休憩を取るために職員室に入った。
スマホを確認すると、Aちゃんからメッセージが来ていたから返事をする。
Aちゃんの仕事は、僕の仕事と違ってハードで毎日疲れた顔をして帰ってくる事が多い。
僕は頼まれたら行くという形で、不定期で仕事があるし、時間も午前中だけとか午後だけとか、短時間の場合が多いのであまり負担はない。
だから、僕がAちゃんを支えるために家の中を掃除したり、料理を作ったりと、主夫もしている。
今夜のご飯は、なににしようかな、と考えている時。
「お疲れ様でーすっ」
同じく休憩に入ったユミン先生が入ってきた。
「お疲れ様です」
「疲れましたよぉ」
ユミン先生は肩を回しながらそう言う。
「ソクミン先生はすごいですよねえ。子どもたちにずっと笑顔で接しているんですもん。疲れた顔なんて見た事ないんですけど、疲れないんです？」
「全然疲れません。子どもたちの笑顔は僕を元気にさせてくれますから」
僕の弾くピアノで一生懸命に歌を歌ってくれる子どもたち。
「ソクミン先生」と呼んでくれる子どもたちは、本当に可愛らしくて愛おしくてたまらない。
楽しいお仕事だ。
「ソクミン先生って」
ユミン先生は一気に顔を近づけてくるので、僕は無意識に顔を後ろへと引いた。
「菩薩のような人ですよね」
「菩薩……？」
「そうです。優しくて、人間的に出来た人の事をさすんですけど」
「菩薩、ですか……」
僕に当てはまるのかは分からないけど、少なくともAちゃんには当てはまる。
だって、僕のような人と結婚してくれたから。
きっと、Aちゃんに言ってあげると喜んでくれるかなあ。
「ありがとうございます。ユミン先生。僕はひとつ賢くなりました」
「い、いいえ……？」
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菜々子(プロフ) - ひなみさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけでうれしいです！沢山更新できるように頑張りますね♪ (2020年3月6日 11時) (
レス) id: 0d283c778c (このIDを非表示/違反報告)
ひなみ - 楽しみにしてたのでまた更新してくれて嬉しいです！これからも応援してます！ (2020年3月6日 2時) (レス) id: 37bceb1891 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - クランムさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年3月4日 12時) (レス) id: 74e7fa000c (このIDを非表示/違反報告)
クランム - めっちゃ面白いです！無理しない程度に公式頑張って下さい！ (2020年3月4日 2時) (レス) id: 2746c53439 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ソナさん» コメントありがとうございます！返信遅れてすみません…！頑張って更新します！ (2020年3月4日 1時) (レス) id: 74e7fa000c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子
| 作成日時：2019年8月31日 3時
