#16 ページ16
午前6時30分。
ソクミンは隣で寝ているAを起こさないように、そっと起きた。
まだ深い眠りについている彼女を愛おしそうに見つめ、起こさないように額に軽くキスをしてから寝室を出る。
リビングへ行くとまず、窓のカーテンを開けて窓際に飾っている観葉植物たちに「おはよう」と挨拶をすると、銀色の小さなじょうろに水を汲んで、それらに水をまく。
鮮やかな緑色をした葉に水滴が滴る。
観葉植物たちはソクミンの手厚い世話によって、鮮やかな色が保たれて部屋を明るくさせていた。
そして台所に向かうソクミンは、朝食の準備に取り掛かる。
Aは出勤時間ギリギリまで眠っているので、できるだけ手軽に素早く食べられるような献立にしなければならない。
今日の献立はサンドイッチにしよう。
ソクミンは冷蔵庫からレタス、トマト、チーズ、卵を取り出す。
鍋に水を入れて、それをコンロの上に置いて沸騰させるとその中に卵を2つ入れる。
茹で上がる間、手際よく野菜たちを食パンの上に並べて、その上からそれを重ね、2等分に切った。
先にそれらをお皿に盛りつけ、茹で上がった卵を冷水にさらしす。
卵の殻を剥いてそれをボウルに移して、フォークでゆで卵を押しつぶしてマヨネーズと和えて食パンの上にしいて上からまたそれを重ねて2等分に切れば……完成。
コーヒーを沸かしている間にAを起こしに、寝室へと向かう。
午前7時。
目覚ましの音ではなく、ソクミンがAの体を揺らす。
起こすのはもったいないくらいの可愛い寝顔なんだよ、とソクミンは毎朝そう思いながら彼女を起こすのだ。
「おはよう」
優しい笑みなソクミン。
Aはまだ寝ぼけているようだが、仕事に行かなくてはいけないのでなんとか体を起こしてベッドから起きる。
朝食を食べ終えた彼女は着替えるために再び寝室に戻っていく。
ソクミンは昨晩、アイロンがけをしていたブラウスを届けるために彼も部屋に入って行った。
ブラウスを渡すと、Aは笑顔で「ありがとう」と言い、袖に腕を通す。
ソクミンは部屋から出るとAがいつも仕事で使っているカバンを用意し、それが終えると自分の支度を始める。
午前8時。
Aが出勤するので玄関まで見送る。
行ってきますのキスをして、彼女が出て行った所を見送り、ソクミンは部屋の掃除を始めた。
物の上に乗っているホコリを掃き、掃除機をかける。
掃除を終えた頃にはソクミンも出勤の時間になった。
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菜々子(プロフ) - ひなみさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけでうれしいです！沢山更新できるように頑張りますね♪ (2020年3月6日 11時) (
レス) id: 0d283c778c (このIDを非表示/違反報告)
ひなみ - 楽しみにしてたのでまた更新してくれて嬉しいです！これからも応援してます！ (2020年3月6日 2時) (レス) id: 37bceb1891 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - クランムさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年3月4日 12時) (レス) id: 74e7fa000c (このIDを非表示/違反報告)
クランム - めっちゃ面白いです！無理しない程度に公式頑張って下さい！ (2020年3月4日 2時) (レス) id: 2746c53439 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ソナさん» コメントありがとうございます！返信遅れてすみません…！頑張って更新します！ (2020年3月4日 1時) (レス) id: 74e7fa000c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子
| 作成日時：2019年8月31日 3時
