この学校、変なヤツしかいません。1

#9 生徒会について ページ9

「生徒会というのは……主に3年生が中心となっているんだけど、俺たちと同じ超能力者の中でももっっっと優秀な人間しか入れないっていう組織なんだ」



そう話してくれるスニョンくん。

生徒会って一般的には、会長などを立候補した生徒に投票をして決める事ではないのだろうか。

しかし、この学校の生徒会の決め方としては、能力が大きく関係しているらしく、「そんな物ないよ」と言われた。



「生徒会の中でもジョンハン先輩を敵に回すと面倒な事になるんだ……。ここに来る前に話しておけば良かったね」



何故か申し訳なさそうな顔をしているジュンフィくん。

敵に回しても大丈夫そうだよ。ただうるさいだけだろうし。



「ふーん。そうなんだ。生徒会にいるからって威張っているだけでしょ」

「！ そんな事、生徒会の前で言ったらダメだよ？ とにかく、その人たちを敵に回さないようにね……」



少し怯えながらソクミンくんがそう言うので、どんなに生徒会が恐ろしい人たちの集まりなのかと伺えた。

彼らを適当にあしらえば、もしかしたらせっかくできた友だちに影響が出るかもしれない。

それは何としてでも避けたいので、ここはソクミンくんたちの言う事を聞いておこう。

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