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#5 予想外な親睦の深め方 ページ5

この学校に通い始めて、1週間経った。

相変わらず、数少ないクラスメイトは必要最低限の会話を交わすのみで、それ以外は彼らとわたしの間には大きな壁が立ちはだかっている。

彼らと関わらない事で悪い事は起きていないので、別にいいか、と気にしないでいた。

そんなある日の放課後。



「Aちゃん」



ジュンフィくんが声をかけてくれた。



「これから時間ある? 僕たち、これからゲームセンターに行こうと思っているんだけど、一緒にどうかな?」



「君と仲良くなりたい!」と彼は言うけど、彼から少し離れた彼らは気まずそうな顔をしている。

誘いは嬉しかったけど、ジュンフィくん以外の人間は歓迎していないみたいだから断ろうとしたが。

「強制的!」とわたしと腕を組む彼。

どうやら最初から、拒否権は無かったようだ。





ゲームセンターにやって来たわたしたち。

わたしがいる事で少し気まずさはあるけど、少しずつ打ち解け合う事ができ、それなりに会話を楽しんでいた。

超能力者同士、仲良く助け合っていかないとね! というスタンスの彼ら。

わたしが無能力者という事は、いつカミングアウトすればいいのかな。

みんなそれぞれ、あれがいい、これがいい、とUFOキャッチャーを指さしながら楽しんでいる。

わたしも試しに、袋詰めされたお菓子を取ってみようかな。

数プレイをした時に気づいた。



「スゲー!!!!! 天才じゃん!!!」



驚いたような喜んだような顔をしたソクミンくん。

わたしの両手には、大きめの袋が3つずつ。(合計6つ)

中には大量のぬいぐるみに、お菓子たち。

なんとわたし、めちゃくちゃUFOキャッチャーが得意という事に気づいてしまった。

調子に乗ってやりまくったら、無事出禁になりました。



「まさかAにそんな能力があるとは……」

「こんな能力誰が欲しい?」



感心しているミンギュくんに冷静にツッコミを入れる。

能力でも何でもない。ただ得意だったという事だけだ。



「でも能力は能力でしょ? 選ばれた人間にしか授からない超能力なんだから、誇りに思うべきだよ!」




そんな事を言うスニョンくんに、「思わないわ!!!!!!!!!」と大きめにツッコんだ。

#6 ゲーム仲間→←#4 わたしの超能力



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ミオン(プロフ) - これはもしやあるアニメのみ○んちゃんの能力でしょうか?!() (2020年4月12日 7時) (レス) id: 173bb9b2fb (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - 沢山のコメントありがとうございます!早いですが非公開にせず公開ボタンを押して続編を載せてしまいましたので、切り上げて締め切らせていただきます!ご協力感謝致します(*´-`) (2020年3月24日 8時) (レス) id: 74e7fa000c (このIDを非表示/違反報告)
好喃(前垢パス忘れた)(プロフ) - NU'ESTはいかがでしょうか…? (2020年3月23日 22時) (レス) id: fc60cee356 (このIDを非表示/違反報告)
恋夜禰(プロフ) - EXOのベッキョンはどうでしょうか!?!? (2020年3月23日 21時) (レス) id: 731de4f2b5 (このIDを非表示/違反報告)
RikikiMomo(プロフ) - NU'ESTの95Lineはどうでしょか?! (2020年3月23日 21時) (レス) id: 7a0d9d0af1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜々子 | 作成日時:2020年3月18日 19時

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