この学校、変なヤツしかいません。1

#34 恐怖。毒を生み出す女 ページ34

絶対にあの2人は、わたしの超能力に絶対的な信頼を置いているはずだ……。

人の気も知れずに！！

これから会いに行く人は、超能力者の上に犯罪者なんだぞ！？

こんなのか弱い女子高校生がやっていい事じゃないよ！

わたしはソクジン校長に10万円の上乗せを提案した。(これでも妥協した)

校長は「経費で落とす」と言って、わたしを例の部屋へと行かせた。

この学校を卒業すると、こういった仕事が待ち受けているのかなあ、とかなり重い気持ちになった。

それでも、お金がかかっているならやり遂げて見せる。

キム・A。死んでもテストをやりこなせ！！

大きく深呼吸をした後、扉を開ける。

部屋に入るなり、女性がわたしに向かって手を伸ばしてきたので驚いたわたし。



「うわぁああああ！？！？！？ くぁwせdrftgyふじこlp！？！？！？！？」



とんでもない悲鳴をあげながら、部屋から出るためにドアノブを回すけど、いくら回そうが扉が開かない。

ハメられた！！ 多分、こっちからは開かない仕組みになっているんだ！！ クソが！！

それでも女性は、わたしに手を伸ばしたまま向かってくる。

怖い！ 溶ける！！！

逃げ回ろうとした時。



「待って……。わたしの話を聞いて……」



弱々しい声でそう懇願する彼女だったが。



「ヒイイイイイイ！！！ 怖い！！！！！ 来ないで！！！！！」



聞く耳を持たないわたし。



「怖い怖い怖い怖い怖い怖いイイイイイ！！！！」

「待って……」

「ウワアアア！！！」

「待てって言ってるでしょうが！！！」



あまりにもわたしが自分の話を聞かないものだから、とうとう女性がブチ切れてしまい、彼女が叫んだ所でわたしは口をつぐんだ。

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