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「てことで、今日からよろしく」
可愛らしくピースポーズを決めて見せた。
当然のごとく、みんな無視して業務を行っている。
……何？ 無表情でお茶目なポーズをしてたから、変に思われたのかな？
「ねえ？ ジフナ？」
「いいから黙って俺について来い」
「あいあーい」
本日から《特別捜査隊SEVENTEEN》に配属されたブ・A。
ジスにスーツを新調してもらって、初めて身に着けた。少々動きづらいけど、それは最初うちだけだから、やがて慣れるそうだ。
ひとつだけ不満に思っている事がある。
「わたし、ジスにスリーサイズ知られたんだけど。ここに女はいないの？」
制服を新調したいからって、ジスに言われるがままに従ったんだけどさ……みんな着てないよね。
警察官らしからぬ、ラフな服を身にまとっている。なんなら、ここは家ですか？ と言いたくなるようなスウェットを着ている人もいるし。隣にいるけど。
「いない。お前が史上初の女性隊員だ。ありがたく思え」
「マジ？ 社内恋愛になったらどうするの？ 紅一点だから争いが生まれちゃうよ？」
「俺は美人が好きだ。お前は可愛いから眼中にない」
「え？」
「それより、口調をどうにかしろ。イメチェンなら大失敗だぞ」
男は自分よりバカな女を好みやすい。何故なら自分の思う通りに操れるから。
取り入りやすいようにバカっぽく演じてみたが、本性を知られているのなら意味がない。
わざわざプライドを捨ててやったのに、分かってるなら少しくらい乗ってくれてもいいのにな。
「お前のデスクはここ。それから、隊長のスンチョル先輩に挨拶してこい」
仕事に必要な物をデスクに置いてくれるジフン。
スンチョルは隊長室にいるらしい。隣の部屋だから、と場所を教えてくれた。
「わたしも個室がいいな〜」
「ワガママ言うな。ここではお前は下っ端だ」
「ふん。わたしより下手な人を相手にするのは面倒だね」
「……それから、年上にはきちんと敬語を使え」
「じゃ、行ってくね〜」
「おい！」
長ったらしく説教なんていらないのよ。
まだ何か言ってるジフンを無視して、部屋を出て行く。
わたしはわたしがしたいようにするだけだから。どうせ、名だけの場所で大した事ないだろうし。
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菜々子(プロフ) - 蜜柑さん» コメントありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年8月9日 21時) (
レス) id: 276cf1906f (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - わー、このお話ドタイプです、、、続き楽しみにしております！ (2020年8月9日 21時) (レス) id: fc1cb3405c (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - yuiyui160120さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年8月9日 15時) (レス) id: 276cf1906f (このIDを非表示/違反報告)
yuiyui160120(プロフ) - とても面白くて続きが気になります！更新楽しみにしています！ (2020年8月9日 15時) (レス) id: e8590fba58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子
| 作成日時：2020年8月7日 17時
