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「お客さん、終点ですよ〜」
誰かに肩を揺さぶられ、目を開けた。
先ほどの声は駅員さんのものらしく、揺さぶったのはミンギュだった。
スングァンも今起きたらしく、寝ぼけた顔で周囲を見回していた。
わたしもいつの間にか眠ってしまっていたらしい。
電車を降りると、駅を出る。
「……やったな、これは」
周辺を見回すと、見事になにもない。
せめて、今夜を過ごせるくらいの泊まる場所があればよかったのだけど……。
「来て」
ミンギュはわたしとスングァンの手を掴むと、林の中にぐんぐんと進んで行く。
どこに行くの？ と訪ねてもミンギュは黙って進むので、少し不安になった。
彼は意味のない行動は絶対にしない。
きっと、どこかに向かっているのかも。
スングァンも不安そうだったけど、大丈夫だから、と声をかけた。
「着いた」
林を抜けると、何故かその場所には木造の小屋があった。
「これは？」
「分からない。だけど、ここ以外に泊まれそうな場所はないよ」
「……探してくれたのね」
「うん。地図があるから」
ミンギュは自分の頭を指した。
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ミサキ(プロフ) - 号泣しました(´；Д；`) (2019年12月21日 20時) (
レス) id: 1d417b36ff (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - Na Haさん» コメントありがとうございます！最後まで読んでくださり、ありがとうございます(^^) (2019年6月1日 0時) (レス) id: f3aae75fb3 (このIDを非表示/違反報告)
Na Ha(プロフ) - すみません、誤字りました（笑）忙しい中です。 (2019年6月1日 0時) (レス) id: bf83d3045c (このIDを非表示/違反報告)
Na Ha(プロフ) - お話ほんとに良かったです！泣きました（泣）忙し中、更新頑張ってくれてありがとう御座いました！ (2019年6月1日 0時) (レス) id: bf83d3045c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子
| 作成日時：2019年5月27日 13時
