#65 ページ15
あの日から数日経った。
わたしは退院する父を、母とスングァンと一緒に迎えに来ていた。
ミンギュがいなくなった後、父は国のお偉いさんの指示で監 禁され、暴力を振るわれていたらしい。
彼が動かなくなった事を確認すると、すぐに解放されたんだけど、そのまま病院に直行して治療を受け、約1ヶ月の入院を強いられた。
「Aには色々と迷惑をかけてしまったね。本当にすまない」
とても申し訳なさそうに謝る父に、わたしは首を振った。
「ミンギュがいて、わたしはすごく楽しかったし、学ぶ事もたくさんあったよ。……まあ、仕方ないのかな」
仕方ない、なんて言葉で片付けられないけど、そう思うしかない。
「……ミンギュは？」
「わたしの家にいるよ。相変わらず動かないけど」
ミンギュは人間じゃないから、腐る事はない。
一見すれば、ただ眠っているように見える。
「今週末、ミンギュを父さんの研究室に連れて来てくれないか？」
「え？」
「まあ、いいから。頼んだよ」
父は意味深に微笑んでそう言う。
……どういう事だろう。
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ミサキ(プロフ) - 号泣しました(´；Д；`) (2019年12月21日 20時) (
レス) id: 1d417b36ff (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - Na Haさん» コメントありがとうございます！最後まで読んでくださり、ありがとうございます(^^) (2019年6月1日 0時) (レス) id: f3aae75fb3 (このIDを非表示/違反報告)
Na Ha(プロフ) - すみません、誤字りました（笑）忙しい中です。 (2019年6月1日 0時) (レス) id: bf83d3045c (このIDを非表示/違反報告)
Na Ha(プロフ) - お話ほんとに良かったです！泣きました（泣）忙し中、更新頑張ってくれてありがとう御座いました！ (2019年6月1日 0時) (レス) id: bf83d3045c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子
| 作成日時：2019年5月27日 13時
