#109 誘拐事件発生�� ページ9
「ジュンフィ、危ないからポケットから顔を出さないでくれる？」
「分かった！」
ジュンフィは胸ポケットの中に丸まった。そして、頭を押さえてじっとしている。
普段からこうやって大人しくしてくれたらありがたいんだけどな、と思ったのは内緒。
そして、セキュリティ管理室へ行くと、室内は慌ただしかった。
「キヒョンさん。一体何が起こっているんです？」
「何者かがこの施設のセキュリティに忍び込み、SVTの収容違反を行っているようです」
「……何のために？」
「それは分かりません。ですが、
「
_______
【要注意団体】
ファイル概要:財団だけが、超常現象、形而上学に興味を持ち、投資を行う団体ではありません。
他にも、私利私欲のためか、あるいは人類を守るために、SVTオブジェクトを所有、使用、製作するグループが存在します。
その一部はライバル組織であり、一部は財団からの分派であり、一部は財団が信頼する仲間です。
いずれにせよ、財団が知る各団体に関する概要(と、それに対するスタンス)を作成し、配布する必要があると判断されました。
_______
その中には、財団と敵対関係にある、要注意団体は世界各国に存在している。
そして、中には所在地を異次元空間に持つ団体もおり、鎮圧をしたくても中々尻尾を掴めないのだ。
そんな団体が、今回の事件を引き起こしているのだろう、とセキュリティチームは考えているのだそう。
「SVTたちを誘拐して、何をしようとしているのでしょうか？」
「さあ。それが分かれば、我々も対処できるのですがね……」
苦笑いのキヒョンさん。
「おい。スニョンの収容室はどうなってるの？」
顔を出すなと言ったのに、彼の事が心配らしく、ジュンフィが顔を出した。
収容されていることを確認すると、「ありがと」安心したのか、短くそう言って、再びポケットの底で丸くなった。
「彼は？」目を丸くするキヒョンさん。施設内を自由に動き回れる妖精さんだと、説明した。
「あ、そうだ」
思いついた事があった。こういうコンピューター関係に強いSVTがいるじゃないか。
スマホを取り出し、ミンギュを呼び出した。
彼はすぐに顔を出した。
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ハユン(プロフ) - とても素敵な作品なので、いつも更新を楽しみにしていました！番外編も気になります！これからも応援しています！ (2020年10月19日 12時) (
レス) id: cedab10ae6 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ゆみんさん» コメントありがとうございます！返信遅れてすみません(･･;)これからも更新頑張ります！ありがとうございます(*'▽'*) (2020年10月14日 19時) (レス) id: 8094e33bac (このIDを非表示/違反報告)
ゆみん(プロフ) - 菜々子さん初めまして。いつも楽しみにしています。btsとsvtをうまく取り入れていて、読んでいて飽きません。これからも応援しています。 (2020年10月11日 14時) (レス) id: 158a35186c (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ちゃこさん» コメントありがとうございます!返事遅れてすみません･･･ジュンフィくんは妖精にすると決めていたんです^^更新頑張ります！ (2020年9月28日 21時) (レス) id: 276cf1906f (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - 占ツクにはなかなかない感じの作品でとっっっても面白いです！妖精むんじゅにがかわいくてかわいくて、、、次の更新も楽しみにしてます！ (2020年9月25日 20時) (レス) id: fb7037f466 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子
| 作成日時：2020年9月8日 23時
