#107 不思議な魔法使い？�� ページ7
とりあえず、捜していた職員たち全員をここに移動させる事が出来た。
そして、元の場所に戻るように願ってほしい、とスングァンに言うと、彼はその通りにしてくれ、無事、わたしたちは元の場所に戻る事が出来た。
その後、彼を管理していた職員は厳重注意が言い渡され、別のSVTの管理へと回された。
無事にこの事態は終息したかと思うが、そうではない。
ここからが大変なのだ。
「残念な事に、スングァンが自身の力に気づいてしまった。これは由々しき事態だ」
ユンギさんが神妙な面持ちでそう言い切った。
彼のオブジェクトクラスはKeter。つまり、この施設、この世界に簡単に影響を及ぼす可能性が高い。(あとコストがかなりかかる)
「また眠らせた方がいいじゃない？」そう提案したテヒョンさん。
「それは可哀想じゃないか？ 俺はこのままでもいいと思う。今のところ、暴走する気配はないし」
「ホソギさん。それで何回失敗したと思っているんです？」
怪訝そうな顔をするジョングクさんに、「えへ」と彼は舌を出して笑った。
実はわたしもそう思ったのだけど、その優しさは時として仇となる。
……こんな事、ソクミンにも言われた記憶がある。
『SVTに私情を挟みがちな事が、いつか仇になると思いますよ』
確かに愛らしいSVTが多い事は事実だったし、もしかしたら少し、いや、かなり彼らに情が湧いていたと思う。
ここにはそんなものは必要ない。冷酷で、残酷なのが、ちょうどいい。
「とにかく、最悪な事態がまた起こる前に何とかしなければいけないな。まあ、Aには心を開いているみたいだから、しばらくは彼の管理を任せたいと思う。大丈夫そうかな？」
ソクジンさんがわたしを見る。
わたしは深く頷き、「任せてください」と言う。
「大変です！」その時、Aクラスの女性職員が、慌てた様子で事務所に駆け込んできた。
「SVT-0808がいません！」
http://scp-jp.wikidot.com/scp-239【SCP-239 小さな魔女】
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ハユン(プロフ) - とても素敵な作品なので、いつも更新を楽しみにしていました！番外編も気になります！これからも応援しています！ (2020年10月19日 12時) (
レス) id: cedab10ae6 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ゆみんさん» コメントありがとうございます！返信遅れてすみません(･･;)これからも更新頑張ります！ありがとうございます(*'▽'*) (2020年10月14日 19時) (レス) id: 8094e33bac (このIDを非表示/違反報告)
ゆみん(プロフ) - 菜々子さん初めまして。いつも楽しみにしています。btsとsvtをうまく取り入れていて、読んでいて飽きません。これからも応援しています。 (2020年10月11日 14時) (レス) id: 158a35186c (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ちゃこさん» コメントありがとうございます!返事遅れてすみません･･･ジュンフィくんは妖精にすると決めていたんです^^更新頑張ります！ (2020年9月28日 21時) (レス) id: 276cf1906f (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - 占ツクにはなかなかない感じの作品でとっっっても面白いです！妖精むんじゅにがかわいくてかわいくて、、、次の更新も楽しみにしてます！ (2020年9月25日 20時) (レス) id: fb7037f466 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子
| 作成日時：2020年9月8日 23時
