#105 不思議な魔法使い？�� ページ5
スングァンの収容施設に入ると、すぐに迷路の通路が現れた。
そして、記録された通りに一歩部屋に入れば出入口が塞がれ……。
「ナムジュンさん、見えますか？」わたしは手にしていたカメラを、たった今入ってきた扉に向けた。
そこは、元々の形を保っている。変化した様子はない。
「ああ見える。おかしいな。先ほどの映像には、部屋に入室直後に通路に変化があったはずなんだが……」
「……このまま、進みます」
まだ余裕のある紐を、お守り代わりではないが、外部との繋がりを感じるために片手に、進んでいく。
途中、分かれ道が現れたが、どれも2択だった。右に行くか、左に行くか。
念のために、どちらの方へ行ったかメモを残しながら進む。
右、右、左、右。右、左、左、左……と書き込んでいく。帰る時はこれと反対の方へ向かって行けば出口に辿り着くだろう。
……どれくらい歩いたのだろうか。気づけばもう1時間が経過しようとしていた。
一歩踏み出そうとすると、わたしと外部を繋いでいた紐が、ピンと張りつめた。
おかしいな。ナムジュンさんが外で紐を継ぎ足しているから、余裕があるはずなのに。
だけど、これ以上進もうとすると腰に巻き付いた紐が腹部を圧迫して痛みを感じる。
仕方なく、サバイバルナイフで紐を切ってその場に紐を残した。
既にカメラは壊れているし、無線も繋がらない。
電波を妨害する何かが、ここには流れているのだろう。そして、同じような景色ばかりで、頭がおかしくなりそうだ。
「グァナ……」
何故か彼の名前を口にした。その瞬間、目の前に扉が現れた。
報告書には書かれていない事だった。
ようやく進展があった事に安堵し、それもメモを残した。
「……記録から約1時間。目の前に扉が出現」
所持していたボイスレコーダーも機能していない事に気づかず、そこに音声を吹き込む。
そして、扉に手をかけて開いた。
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ハユン(プロフ) - とても素敵な作品なので、いつも更新を楽しみにしていました！番外編も気になります！これからも応援しています！ (2020年10月19日 12時) (
レス) id: cedab10ae6 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ゆみんさん» コメントありがとうございます！返信遅れてすみません(･･;)これからも更新頑張ります！ありがとうございます(*'▽'*) (2020年10月14日 19時) (レス) id: 8094e33bac (このIDを非表示/違反報告)
ゆみん(プロフ) - 菜々子さん初めまして。いつも楽しみにしています。btsとsvtをうまく取り入れていて、読んでいて飽きません。これからも応援しています。 (2020年10月11日 14時) (レス) id: 158a35186c (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ちゃこさん» コメントありがとうございます!返事遅れてすみません･･･ジュンフィくんは妖精にすると決めていたんです^^更新頑張ります！ (2020年9月28日 21時) (レス) id: 276cf1906f (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - 占ツクにはなかなかない感じの作品でとっっっても面白いです！妖精むんじゅにがかわいくてかわいくて、、、次の更新も楽しみにしてます！ (2020年9月25日 20時) (レス) id: fb7037f466 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子
| 作成日時：2020年9月8日 23時
