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ミンギ様が出て行ってから、ジョンハンくんはごめんね、と何故かわたしに謝った。
「僕がAちゃんを連れ込んだから、兄さんは怒ったのかも。僕は引きこもりで仕事も何もしていなんだから、こうやって楽しく話しているのが癪に触ったのかもしれない」
「う、ううん！ ジョンハンくんが謝る事じゃないよ。わたしの方こそ、働かせてもらっている側なのに、任せられた事をしてないから……」
お互いにごめんなさい、と謝りあう。
それがどうしてかおかしく感じて、またお互いに笑ってしまう。
「ハハッ。なんか、僕たちおかしいね」
「うん、確かに。……わたしはそろそろ、戻るね」
「分かった。また、会えるかな？」
ジョンハンくんはわたしの様子をうかがうかのように、少し上目遣いでそう訊く。
「もちろんっ。じゃあ、連絡先を交換しない？」
「そうだね」
わたしはズボンのポケットからスマホを取り出すと、ジョンハンくんのスマホの電話番号を登録した。
「休みの日にまたゆっくり話そう？」
「うんっ。ありがとう」
この日はジョンハンくんの部屋を出た。
……ジョンハンくんが、元気そうでよかった。
あの時から、周りの子とは違うオーラを持っていたんだけど、見ないうちにすごくカッコよくなっていて不覚にも胸がときめいてしまう。
主人様もかっこいいし、ミンギ様も冷たそうに見えるけどそこがミステリアスな感じで魅力があるし……ジョンハンくんは、ご両親の良い所を引き継いだんだろうなあ。
なんて、変な事を考えてしまう。
「ああ……悪い癖だよ……」
「……Aちゃん」
その頃のジョンハンくんは嬉しそうに微笑み、スマホを抱きしめていた。
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菜々子(プロフ) - HATUHANEさん» コメントありがとうございます！頑張ります^_^ (2019年3月3日 12時) (
レス) id: 0d48043c3b (このIDを非表示/違反報告)
HATUHANE(プロフ) - 言い表せないけどとっても好きです！無理しない程度で更新頑張って下さい!! (2019年3月2日 23時) (レス) id: 129bb8ce99 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - 、さん» コメントありがとうございます！引き続きご愛読いただけると幸いです。 (2019年1月26日 13時) (レス) id: 0d48043c3b (このIDを非表示/違反報告)
、 - 大家さんが優しかったという事実に「大家さん……！」ってなりました() (2019年1月26日 12時) (レス) id: 82db07c5de (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - ゆゆゆさん» お褒めの言葉、ありがとうございます(･･;) (2018年10月15日 18時) (レス) id: eb460ee187 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々子
| 作成日時：2018年10月8日 10時
