クズは一途でもお断り［MINGYU］ (ページ7)

今日:204 hit、昨日:328 hit、合計:204,417 hit

7 ページ7

.

私からやっと離れたミンギュは、ちょっと待ってて、と言って部屋を出て行ったかと思えばすぐに戻ってきて、私に水を飲ませてくれた。
そして私の頬を伝う涙を優しく拭きながら聞いた。

MG「それで？どんな夢だったの？Aが泣くって相当じゃない？」
A「まあうん、そうだね…」
MG「もしかして、夢の中の俺がAを泣かせたの？」
A「……うーん、どうなんだろう」

泣かされたというか、私が勝手に泣いたというか…？
それに、あんな夢の内容、知られたくないし…
なんとも答えづらい。

MG「覚えてないならいいけどさ…夢でも泣かないで」
A「え？」
MG「Aが泣いてるところ、見たくないから」
A「え、う、うん、わかった…？」

そう言いながら再び私のことをぎゅっと抱きしめる。
今日のミンギュはなんか変だ。
いつも優しいのは知ってるけど、なんだかいつもより優しい気がする。
優しいというか、甘い…？
昨日私が覚えてない間、何かあったのだろうか。

A「ねえ、昨日私が寝た後、何かあった？」
MG「えっ、いや、別に……何もない」
A「何？今の間」
MG「本当に何もない！それよりシャワー浴びてきなよ」
A「？うん」

ミンギュに違和感を覚えながらも、ひとまずシャワーを浴びることにした。
完全に二日酔いだ、立って歩いただけで頭がグラグラする。
今日が休みで本当によかった。