After Story - MG ページ49
MG side
週末、Aがウォヌヒョンの家に荷物を取りに行くって言うから俺もついて行った。
Aは1人でいいって言ったけど、やっぱり心配じゃん。
俺がAの彼氏だってこと、会社中で自慢したからウォヌヒョンも知ってると思うけど、改めてちゃんと伝えなきゃ、っていうか伝えたい。
俺って自分で思ってるより独占欲と嫉妬心が強いみたいだし…
ヒョンの家のインターホンを押すと、ガチャリと玄関扉が開いた。
WN「いらっしゃい……あ、ミンギュも一緒に来たんだ」
MG「一緒じゃいけなかった？」
WN「んー……別に？笑」
変な含み笑いをするヒョン。
絶対Aに何かする気だったじゃん。
でも残念だったね、今日は俺もいるから！
勝ち誇ったようにウォヌヒョンを見ると、ヒョンは俺を軽くスルーしてAを中にエスコートする。
その余裕がムカつく！！
A「ウォヌ先輩、本当にありがとうございました」
WN「いいよ、またいつでもおいで」
MG「ねえヒョン、チャニの店に行ってコーヒーでも飲もうよ」
A「いいね〜」
MG「いや、俺とヒョン2人で行こう」
A「なんでよ！」
WN「……わかった」
文句を言うAをなんとか帰らせて、俺たちはチャニの店に入った。
いつもならチャニも俺たちの席にきて一緒に話すけど、今日はお客さんがたくさんいて忙しいみたいだ。
2人で話したいことだったからちょうどいい。
俺は単刀直入に話した。
MG「知ってると思うけど、Aと付き合うことになったんだ」
WN「うん、知ってるよ」
MG「だからAを諦めてほしいんだ。ヒョン、Aのこと好きだよね？」
WN「なんで？」
MG「だってAの相談に乗ったり家に泊めたり、色々してたじゃん」
WN「それはAが大切だからだよ」
MG「好きだからじゃないの？」
WN「だったらミンギュと離れた時に気持ちを伝えてるでしょ」
MG「それはそう、だね…？」
あれ、じゃあほんとに好きじゃないの？
なんだ、俺の勘違いか。
そう安心したのも束の間、とんでもないことを言ってきた。
WN「本気で好きなら、相手が弱ったところに漬け込んだりしないよ俺は」
MG「…え」
WN「真正面から奪うから覚悟して？」
MG「ヒョン！？」
WN「はは、冗談だよ笑」
本心なのか冗談なのか、楽しそうに笑うウォヌヒョン。
本当にこのヒョンだけは油断できない……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1190人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ｻｸｻｸﾊﾟﾝﾀﾞ | 作成日時：2024年3月6日 18時
