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店を出てからウォヌ先輩はすぐに私の手を離した。
しばらく沈黙が続く。
気まずい空気の中、私は沈黙を破った。
A「ありがとうございます、助かりました」
WN「うん。でもちょっと言い過ぎ」
A「……すみません」
店を出たところで立ち止まっていると、背後から誰かに名前を呼ばれた。
「Aとウォヌヒョン？」
そこにいたのはミョンホ。
私たちのことを不思議そうに見ていた。
WN「お、ミョンホや」
MH「こんなところでどうしたの？2人ともスーツだし」
A「会社に行ってたの」
WN「それから2人でミンギュに会ってた」
A「あっ」
MH「" 会ってた "？Aとミンギュは一緒に住んでるでしょ？同居解消したの？」
心配させてしまうから言わないでおこうと思ったのに、ウォヌ先輩が言ってしまった。
しかも変な言い方をしたせいで、ミョンホも気付いたらしい。
反射的に先輩の方を見ると、肩をすくめてニヤリと笑う。
あ、この人わざと言ったな。
全然笑い事じゃないんですけど？
はぁ、こうなったら正直に言うしかないよね。
A「前にミンギュにクズ脱却宣言されたって言ったよね？」
MH「そうだね」
A「昨日ミンギュは帰ってこなくて、朝帰ってきた。風俗に行ってたの」
私の話を聞きながら、ミョンホの顔はどんどん暗くなる。
一緒に悲しんでくれてるなんて優しいな、と思っていたけど、それは違ったらしい。
MH「ごめん……」
A「え、どうしてミョンホが謝るの？」
MH「僕昨日、ミンギュと一緒にいたんだ」
A「どういうこと…？」
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作者名：ｻｸｻｸﾊﾟﾝﾀﾞ | 作成日時：2024年3月6日 18時
