クズは一途でもお断り［MINGYU］ (ページ35)

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二連休を終えて月曜日、いつも通り会社に行くと、朝一番にウォヌ先輩に声をかけられた。

WN「Aおはよう」
A「おはようございます、ウォヌ先輩」
WN「あの後どうだった？ちゃんと仲直りした？」
A「あー、なんかクズ脱却宣言？されました」
WN「なんだそれ」
A「私もよくわからないんですけど、『クズでいるのやめるから待ってて』って言われました」
WN「ふーん…よかったんじゃない？俺は知らないけど」
A「聞いといて興味ないんですか」
WN「んー、別に」

本当に気まぐれな人だな、この人は。
別にいいんだけどさ。
午前中の仕事をしているとあっという間にお昼休みになり、今日も食堂へ。
今日はスングァナとミョンホが私の席へやってきた。

SG「Aヌナ、ミンギュヒョンと何かいいことあったんですか？」
MH「その話僕も聞かせて欲しいな？」
A「別にいいこととかないよ。不思議な出来事ならあったけど」
SG「不思議な出来事？」
A「ミンギュがクズでいるのやめるって宣言してきたの」
MH「おー、あのミンギュが」
SG「ミンギュヒョンってなんであんなクズになっちゃったんですか？」
A「元々はあんな人じゃなかったよ、自分が女の子に人気があるってわかってからああなっただけで…」
SG「ヌナ、そんなの擁護しなくていいんですよ」
MH「ミンギュが悪い」
A「まあね……」

それにしても、ミンギュは本当にクズをやめるのか。
そもそも、なんで私にクズをやめるから待ってろなんて言うんだろう。
ミンギュがクズだろうがそうじゃなかろうが、私には無関係じゃない？
そりゃ私からすれば、この話が本当なら喜ばしいことだけど…
ミンギュからすれば、私はただの幼馴染でしょ？
一緒にいる時間が少し長いだけの。
ていうか、私は何を待てばいいんだろうか。
ミンギュのクズ脱却宣言への謎がより深まった。