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スーパーに近付いた時、後ろから誰かがこちらに向かって叫んだ。
コツコツという、ヒールの音と一緒に聞こえてきた誰かの声は、女だった。
「ミンギュ〜！」
MG「ヌナ？なんでここに？」
「だって急にミンギュが『もう連絡しない』なんて言うから心配で」
MG「あっ！」
ミンギュに話しかけてきたのは私の知らない女の人。
彼女は私たちに追いついて、ミンギュの腕に抱きついた。
私より背が高くて、かっこいい女性という感じ。
ヌナってことは私たちより年上なのか。
すごく大人っぽくて、綺麗に見えた。
2人が話す様子を見ていると、突然慌てるミンギュ。
別にそんなに慌てなくても。
MG「ごめんA、ちょっと先にスーパー行っててくれる？」
「この子がAなんだ？ふーん、この子がねぇ」
MG「変な言い方しないでよ〜」
「別にしてないよ？なんか想像と違っただけー」
A「想像と違うって？」
「ミンギュが大事にしたいって言うからどんな子かと思ったけど、大したことなさそう」
MG「ヌナ、その話は…！」
「言っちゃダメだった？笑 でもほんとのことでしょ？」
A「黙って聞いてましたけど、さっきから失礼じゃないですか？」
「私はただ思ったこと言っただけよ？」
A「それが失礼だって言ってるんですけど？」
「何この子、キャンキャン吠えてきて、子犬みたい」
A「はい？」
MG「ヌナ〜」
色々と前言撤回。
なんなのこの人、すごく失礼だし、ムカつく！
全然ミンギュから離れないし、ミンギュも満更でもなさそうだし、ほんとになんなの？
腹が立った私は2人の間を割り込んで、先にスーパーに行くことにした。
なんで私が絡まれなきゃいけないの。
せっかく楽しい時間だったのに、台無しだ。
ほんと最悪！
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作者名：ｻｸｻｸﾊﾟﾝﾀﾞ | 作成日時：2024年3月6日 18時
