クズは一途でもお断り［MINGYU］ (ページ4)

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「乾杯〜！」

チーム長の掛け声でジョッキを掲げて、打ち上げが始まった。
やっぱり仕事終わりのビールって一口目が最高だよね。
疲れた体に染み渡るなぁ…

WN「さすが、いい飲みっぷり」
A「ウォヌ先輩！お疲れ様です！」
WN「お疲れ。Aも大変だな、同居人がこんなところまで押しかけてくるなんて」
A「え？」

ウォヌ先輩があっち、と指差した先にいたのは、ここにいるはずもないミンギュだった。
私は立ち上がって楽しそうに女子に囲まれるミンギュの元へ。
私はミンギュの背後に周り、耳たぶを引っ張って店の外に連れ出した。

MG「いてて、A痛いよ」
A「痛いよじゃなくて、なんでいるの！来ちゃダメって言ったでしょ！」
MG「ちゃんと許可もらったもん」
A「誰に！」
MG「チーム長に！ていうかA、ウォヌヒョンと距離近すぎ。もうちょっと離れてよ」
A「はあ？なんでミンギュにそんなこと言われなきゃいけないの？」
MG「ウォヌヒョンだって男なんだよ？もっと警戒心持って」
A「なによ、会社の先輩でしょ」
MG「だとしてもダメなの！」
A「じゃあミンギュが隣に来て見張ってればいいじゃない」
MG「いいんだね？本当にそうするから」
A「どうぞご自由に！」

別のチームの打ち上げに来るなんて、本当にどうかしてる。
それを許可するチーム長もチーム長だ。
それにしても、ウォヌ先輩に対して警戒心を持てって、なんて失礼なんだミンギュは。
何を考えているのか、本当にわからない。