クズは一途でもお断り［MINGYU］ (ページ27)

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MG side

酔っ払い事件から一夜が明け、土曜日。
今日は会社が休み。
Aはまだ起きてないみたいだ。
俺は特に予定がなかったけど、昨日のことがどうしても頭から離れず、ミョンホを呼び出した。
リビングのテーブルに『出かけてくるから外に出る時は鍵してから出てね』と置き手紙をして家を出る。
場所は会社近くのチャニが経営するカフェ。
ミョンホより早く着いた俺は、チャニに言われて好きな席に座った。

DN「先週はヌナで今日はヒョンですか」
MG「なんだよ、来ちゃダメなの？」
DN「いや、そうじゃないんですけど、なんで2人はわざわざ僕の店で話をするのかなって」
MG「だってここが一番待ち合わせにいいし、チャニも聞いてくれるでしょ？」
DN「まあ、そういう話は嫌いじゃないし…笑」

チャニがコーヒーを淹れに行った間にミョンホが来た。
3人分のコーヒーを持ってきたチャニは、俺たちが座る席に一緒に座る。
この子はこの店のオーナーだよね？
お客さんと一緒に座ってコーヒー飲んじゃって、お店はいいの？笑
そんなことを考えていると、ミョンホが早速切り込んできた。

MH「相談って何？」
MG「昨日家に帰って一緒にご飯を食べて、お酒を飲んだんだけど、」
DN「おーミンギュヒョン、やっと家に帰ったんですね？笑」
MH「僕のおかげでね」
DN「さすがミョンホヒョン」
MH「それで？」
MG「酔ったAに好きって言われた……」
MH・DN「「えっ」」

やっぱりそうだよね？その反応になるよね？
Aがそんなこと言うなんて、誰も思わないよね？？
でも、こんなのまだ序の口。
もっと驚くべきところがあるんだから。

DN「それって告白ですよね！？」
MH「それでどうしたの！？」
MG「そのままお風呂に入って寝た」
MH「は？お前、いくらなんでもクズすぎるでしょ」
DN「ヒョン、見損ないましたよ僕」
MG「あに、違うよ、そうじゃなくて！」

ミョンホは見たことないくらい怖い顔で俺を睨むし、チャニは心底軽蔑した顔でため息を吐いている。
ミョンホの言う" お前 "って、めっちゃ怖いじゃん。
……ミョンホのこと、これから先絶対怒らせないようにしようと誓った。