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そんな話をしながら歩いているとあっという間に家に着いた。
家の中に入るとミンギュは絶句していた。
そりゃそうだ、たった数日で散らかったままの、ゴミ捨てもされていない部屋。
自覚はある、でもやり方がわからなかった。
MG「なんで数日家を空けただけでこうなるの」
A「だって、片付けもゴミ捨ても、全部ミンギュがしてくれてたから…」
MG「まさか、この状態じゃまずいから帰ってこいって言ったの？俺家政婦じゃないんだけど？」
A「そんなわけないじゃん」
MG「でも明日はAのプモニムがくるって言ったよね？それで慌てて俺を連れ戻したんじゃないの？」
A「違うよ！私はただ、」
MG「？」
" ミンギュがいなくて寂しかった "と、素直に言えない私は本当に可愛くないなと自分でも思う。
それでも、私の口は動く気がないらしい。
しばらく沈黙が続いたあと視線をミンギュに向けると、キョトンとした顔をしていた。
MG「ただ、何？」
A「あ……な、何でもない！」
慌てて誤魔化すと、キョトンとした顔からフニャっと笑ったミンギュ。
心なしか嬉しそうにも見える。
もしかして、私の考えてることがわかったの…？
MG「ほんと、Aは俺がいないと何にもできないんだから〜」
A「そ、そんなこと、」
MG「ほら、片付けるよ。Aのプモニムが来るんだから、Aも手伝って」
A「……うん」
どれだけ一緒にいる時間が長くても、さすがにエスパー能力はないだろう。
大丈夫、きっとバレてない。
私はミンギュの指示通りに片付けを始めた。
片付けている最中の彼がニヤニヤしているのも知らずに。
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作者名：ｻｸｻｸﾊﾟﾝﾀﾞ | 作成日時：2024年3月6日 18時
